最も基本的なインプラント治療(下顎1歯欠損症例)
1.写真中央の歯は抜歯となりました
抜歯後4か月で歯肉は完全に治癒しており、インプラント埋入時期となりました。
2.抜歯後4か月の状態
45歳女性
下顎右側第一大臼歯は、根の病気と破折のため抜歯に至りました。
3.術前CT
当院では必ず術前にCTを撮影して、インプラントの埋入位置、方向、解剖学的な問題点などをしっかりと診断します。
4.手術の様子
手術室において、厳密な滅菌体制のもと手術を行います。
インプラントは体内に異物を埋め込む手術ですので、特に清潔不潔には注意が必要です。
5インプラントの埋入 手術中写真
インプラントを1本埋入しました。
1.術前の徹底した口腔内消毒
2.局所麻酔
3.歯肉切開
4.インプラント埋入
5.縫合
の順番で手術は行われます。
この症例では、3の歯肉切開から5の縫合までで所要時間は30分でした。
6.手術後レントゲン
適切な位置に埋入できているのがレントゲンで確認できました。
今回使用したインプラントはノーベルバイオケア社製です。
7.手術後CT
状況によっては術後にCTを撮影しております。
この症例では、自分の骨をほんの少しだけ周囲から集めて、インプラントの周囲に移植したため、確認のためCTを撮影しました。
通常は被曝量を考慮して撮影しておりません。
8.インプラント埋入後4か月
インプラント埋入後4か月の状態です。
非常にきれいに歯肉が治癒してます。
9.レーザーによる2次外科手術
インプラントの2次外科手術を行いました。歯肉からインプラントを貫通させる手術です。
レーザーを使用して、歯肉を切開しました。
所要時間は5分でした。
出血もなく、非常に簡単です。
歯肉の厚みを増やしたり、硬い歯肉を作る手術を行うこともあります。
10.1か月後
2次外科手術から1か月後です。
良好な歯肉が得られています。
本来はこの症例のようにインプラント周囲の歯肉が薄く、少ない場合は、追加で歯肉を増やす手術をしますが、今回は患者様の希望もあり、行いませんでした。
11.型採り
インプラント技工においては、特に精密な型を採る必要があります。
シリコン印象材(当院では3Mインプリントを使用しております。)を用いて、丁寧に型を採りました。
12.アバットメントの作製
模型上で、アバットメント(土台)を作製します。
ここからは技工士の仕事になります。
13.セラミッククランの作製
技工士が丁寧な仕事をしてくれます。
当院の担当技工士は非常に優秀ですので、調整などはほとんど必要ありません。
14.アバットメントの装着
チタン製のアバットメントを装着した状態です。ネジで埋め込んだインプラントに固定します。アバットメントに開いているのがネジの穴です。
CAD/CAMというシステムを用いて作製しており、カスタムメイドのアバットメントです。
15.セラミッククラウンの装着
アバットメントの上に、セラミッククラウンをセメントで装着します。
16.最終のレントゲン
治療終了時のレントゲンです。
適合の精度は極めて高いことがレントゲンでも確認できます。
これからはメンテナンスが大切です。