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2026/04/30インプラントが折れた場合の治療法|再埋入で回復した症例をご紹介

はじめに

インプラント治療は高い成功率を誇る治療ですが、長期経過の中でトラブルが生じる可能性はゼロではありません。

重要なのは、 トラブルが起こらないことではなく、起こった際に適切にリカバリーできる体制があるかどうかです。

当院では、万が一のケースに対しても原因を明確にし、科学的根拠と臨床経験に基づいた対応を行っています。


■ 症例概要

3年前に埋入したインプラント2本がフィクスチャー破折を起こし、撤去後に即時再埋入で短期間に機能回復した症例

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■ 主訴

上部構造が外れた

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■ 診断

・インプラントフィクスチャー2本とも垂直破折
・インプラント周囲炎の併発

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■ 原因の考察

インプラントは天然歯と異なり歯根膜が存在しないため、 過大な咬合力を緩衝できず、ダイレクトに負荷がかかるという特徴があります。

そのため、咬合バランス、対合歯の状態、補綴設計、インプラントのサイズなど は長期予後に大きく影響します。

本症例では、 反対側が義歯であったため、右側に咬合力が集中していたことや、想像以上に夜間のくいしばりが強かったことが主因と考えられます。


■ 治療内容

① トラブルの確認

上部構造脱離を契機に精査を行ったところ、 レントゲンにてフィクスチャー自体の破折を確認しました。フィクスチャー破折は頻度としては極めて低いものの、 咬合力などが重なることで発生することがあります。


② インプラント撤去

専用ツールを使用し、 骨へのダメージを最小限に抑えた低侵襲な撤去を行いました。

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適切な器具と手技により、 不要な骨削除を避けることが可能です。

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③ 即時再埋入

撤去後、同日にインプラントの再埋入(即時埋入)を行いました。

レギュラーサイズのインプラントが破折したことを考慮して、今回はワイドサイズに変更しました。

(最初からワイド径インプラントを使って、将来インプラント周囲炎になった場合に、今回のようなリカバリーがしにくくなるため、最初はレギュラーサイズを埋入すること多い)

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④ 治癒経過

・1週間後:炎症所見なく良好
・2か月後:軟組織・骨ともに安定スライド6.PNG


⑤ 最終補綴

約2か月後に最終上部構造を装着し、 機能的・審美的に問題なく回復しています。

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■ 治療期間

約2か月(再治療)


■ 治療回数

約4回


■ 費用

再治療費用:0円

ガイドデント10年保証に加入して頂いていたため、再治療費なしで対応可能でした。


■ リスク・注意点

・インプラント破折
・インプラント周囲炎
・感染
・骨吸収
・咬合力による過負荷


■ 症例提示の意義

当院ではこれまで15年間で3000本以上のインプラント埋入実績がありますが、2本同時にフィクスチャー破折を起こした症例は本症例が初めてです。

このようなケースを提示する目的は、 成功例のみを示すことではなく、実際に起こり得るトラブルと、その適切な対処法を共有することにあります。


■ 当院の考え方

インプラント治療においては、術前の設計、術後の管理、万が一のリカバリー これらすべてが治療の一部です。

今回の症例でも、原因を分析した上で再設計を行い、 低侵襲かつ短期間で機能回復を実現しています。

また、ガイドデント保証により 患者様の経済的負担なく再治療を完了しています。


■ まとめ

・インプラントでもトラブルは起こり得る
・原因分析と再設計
・適切な対応により低侵襲でリカバリー可能
・保証制度により経済的リスクも軽減できる

トラブルに対して適切に対応できることが、専門医の価値と考えています。

© Terashima Dental Clinic