2026/08/07前歯2本のインプラント治療|歯根破折したブリッジを抜歯即時埋入で自然な見た目を回復
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61歳女性
前歯のブリッジがぐらつき、違和感があるとのことで来院されました。
検査の結果、右上2番・左上1番の支台歯が歯根破折しており、保存は困難な状態でした。
患者様と相談のうえインプラント治療を選択しました。
今回は、抜歯即時埋入を行うことで治療期間の短縮と、骨や歯ぐきの形態維持を目指しました。
初診時の状態
術前は前歯3本分のブリッジが装着されていました。
レントゲン検査では、両支台歯とも歯根破折を認め、長期保存は困難と診断しました。
前歯では、抜歯後に骨や歯ぐきが吸収すると審美性が大きく損なわれます。
そこで今回は、抜歯即時埋入を選択しました。
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治療内容
抜歯即時埋入
歯根破折した歯を慎重に抜歯し、歯槽骨をできるだけ傷つけないように抜歯しました。
そのまま同日にインプラントを埋入し、十分な初期固定を獲得することができました。
抜歯即時埋入は、骨吸収を最小限に抑えながら治療期間を短縮できる治療法です。
仮歯による歯肉マネジメント
テンポラリーアバットメントを装着し、手術当日に仮歯を製作しました。
前歯では仮歯は見た目を回復するだけではありません。
歯ぐきの形を整え、天然歯のような歯肉ラインを作る非常に重要な役割があります。
骨補填材・結合組織移植(CTG)
インプラント周囲には骨補填材を填入し、骨量の維持を図りました。
さらに、上顎結節から採取した結合組織移植(CTG)を併用しました。
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CTGを行うことで、
・歯ぐきの厚みを増やす
・歯肉退縮を予防する
・自然な歯ぐきのラインを作る
ことが期待できます。
前歯インプラントでは、骨だけではなく歯ぐきの厚みも長期的な審美性を左右する重要なポイントです。
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術後経過
術後1週間では炎症も少なく、創傷治癒は良好でした。
約3か月後にはインプラントと骨がしっかり結合し、最終補綴へ移行しました。
ジルコニアアバットメント
最終補綴前にはジルコニアアバットメントを装着しました。
ジルコニアを用いることで歯ぐきから金属色が透けることを防ぎ、天然歯に近い色調と透明感を再現できます。
最終補綴
最終的にジルコニア補綴を装着しました。
術前と比較しても違和感のない自然な歯並びと歯ぐきの形態を回復することができました。
患者様にも大変満足していただくことができました。
この症例のポイント
✔ 歯根破折した前歯ブリッジを抜歯即時埋入で治療
✔ 骨補填材により骨量を維持
✔ CTG(結合組織移植)で歯ぐきの厚みを確保
✔ 仮歯で歯肉ラインを整え、自然な仕上がりを実現
✔ カスタムジルコニアアバットメントによる高い審美性
約3か月で術前と遜色のない自然な見た目まで回復することができました。
治療期間
約3か月
治療費(税込)
約110万円
(インプラント2本・骨補填材・結合組織移植・仮歯・最終補綴を含む)
※症例により異なります。
リスク・副作用
・術後に腫れ・痛み・内出血を伴うことがあります。
・インプラントが骨と結合しない場合があります。
・喫煙や糖尿病などにより治癒が遅れることがあります。
・骨や歯ぐきの状態によっては追加の再生療法が必要になる場合があります。
・適切なメインテナンスを行わないとインプラント周囲炎を発症することがあります。