専門医による治療

専門医は、一般的な歯科医師と何が違うの？

知識、経験、技術の全てが違うと思っております。
もちろん、専門医の資格が無くても高名な歯科医師は沢山おられますし、逆に専門医でもそこまで経験と技術が無い歯科医師もいます。

しかし、平均的に専門医は、試験を受けてそれをパスしているため、一定以上の技術と知識はあると思って良いと思います。

寺嶋歯科の
専門医としての誇り

当院では、インプラント関連手術は年間200件、歯周病手術やその他の手術を含めると年間500件以上行っております。
多い日では1日5件の手術を行っております。

インプラント治療、特に手術に関しては、机の上の知識だけでは無力であり、最後は経験とセンスが問われます。
「何かイレギュラーなことが起きたときへの対応力」これが専門医としての矜持とも言えます。

また一般的に、他院のインプラント、過去のインプラントを触ることはリスクもあり、歯科医師にとってやりたくない治療の一つです。
そのためにどこでも診てもらえずお困りになっている方が沢山おられます。
当院ではそのような方の最後の砦としてあり続けたいと思っております。

専門医ならではの仕事

抜歯即時埋入即時荷重
インプラント周囲炎への対応
他のクリニックで行ったインプラントをやり直す
昔のインプラントを除去し、新たに治療する

簡単に説明すると、歯を抜いた当日に仮の歯まで入れてしまい、歯が無い時期が全く無いようする術式です。
これぞ専門医の治療です。

従来の治療法は
①抜歯
②数カ月間、歯肉と骨の治癒を待つ
③インプラントを埋め込む
④数カ月、インプラントと骨が結合するのを待つ
⑤上部構造を入れる
という流れで、歯が無い時期がありました。奥歯ではそれが許されるかもしれませんが、前歯が無い時期があるというのは、非現実的ではないでしょうか。

そこで抜歯即時埋入即時過重です。
これにより、患者様のQOLが下がらず快適に治療の間も過ごすことができます。この術式には、失敗すると埋め込んだインプラントもダメになるリスクがあり、豊富な経験と知識が求められ、一般の先生は手を出されない分野と言えます。また、この術式のメリットとして、治療期間が従来法と比べて約4-6カ月短縮されます。

手術前（歯周病で前歯がグラグラしている）
前歯を抜きました。
歯を抜いたその日にインプラントを埋め込みます。
歯を抜いた当日に仮の歯が入ります。

一度起きたら対応に苦慮するのがインプラント周囲炎。インプラントは微細な構造をしており、一度汚れてしまい感染した場合、その炎症を取るのが非常に難しいのです。正直、インプラントを一度撤去して新しいインプラントを埋める方が圧倒的に簡単です。
しかし、新しくするのには費用がかかることから、下のように、そのままインプラントを使うために、インプラント周囲炎の手術を行うことがあります。

インプラント周囲から出血と膿が出ていました
歯肉を開くと、汚染されたインプラントがでてきます。顕微鏡下で徹底的に清掃します。
健康な歯肉を移植しました。
術後1年　出血などの炎症も無く安定しています。

残念ながら全てのインプラントが一生もつというわけではありません。
文献的にも10年生存率は93-95％程度と言われております。（少なくとも歯科治療の中では圧倒的に10年生存率が高い治療ではありますが。）

当院では、他のクリニックで以前に治療したインプラントの修理や再治療を受け入れております。
現在日本に流通しているインプラントのメーカーと種類は200種類あります。
専門医として、「他のクリニックのインプラント治療のフォローはしない」のは有り得ません。またメジャーなインプラントメーカーの場合は器具を揃えておりますので、すぐに対応することが可能です。
まれに、海外のマイナーメーカーや既に販売が終了しているインプラントの場合もあります。その場合も、何とか特定し、部品を取り寄せ対応させて頂いております。