－小児在宅歯科のプロフェッショナルとして、おうちで過ごす子どもとご家族のお困り事を解決するお手伝いがしたい－

日常の中で医療的ケアを必要とするこどものことを「医療的ケア児」と言い、その数はここ10年で2倍に増加しています。その多くのこどもは地域で暮らしており、入退院の繰り返しや医療的ケアが必要であるために歯科にかかることが難しい場合があります。

当院では障害のあるこどもや医療的ケアを必要とするこどもに対し訪問歯科診療を行い、虫歯や歯周病の予防、口腔機能の障害、嚥下障害の相談、栄養相談・評価を行っております。経管栄養を行っている、気管切開をしている、人工呼吸器をしている、在宅酸素療法を行っている、吸引を必要としている、など様々な医療的ケアを受けておられる患者様でも対応しておりますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。

0歳の子どもからご高齢の方まで、幅広い年齢層の患者様の摂食嚥下診療に対応しております。適切な評価のために精密検査が必要と判断した場合には、嚥下内視鏡検査（摂食嚥下の精密検査）を在宅で実施することがあります。ご家庭でこどもが安心して検査を受けることができます。

当院の訪問歯科診療は歯科医師、歯科衛生士、管理栄養士の3つの職種が1つのチームとなって行い、歯科治療、口腔ケア、摂食嚥下診療、栄養評価、栄養管理等幅広いニーズにお応えしています。

食事の量・形態が適切なのか、経口摂取を増やしていけるのか、ミキサー食をはじめたいがやり方がわからないなど食に関わるお悩みは栄養と大きく関わっており、栄養相談・評価を行うことで安心して進めていくことができます。日々の食事についてお話を聞きながら、よりよい食事の方針をご提案させていただきます。

これまでの活動、今後の活動についてはTOCみのおのホームページをご参照ください。
詳しくは⇒https://toc-minoh.jp/

令和元年度から医療的ケア児等コーディネーター養成が開始しました。
医療的ケア児等コーディネーターとは、医療的ケア児等に対する専門的な知識と経験に基づいて、支援に関わる関係機関との連携（多職種連携）を図り、本人の健康を維持しつつ、生活の場に多職種が包括的に関わり続けることのできる生活支援システム構築のためのキーパーソンのことです。

副院長の松野は令和元年度より箕面市医療的ケア児等コーディネーターとして、教育、行政との会議に参加しています。