Intravenous sedation 静脈内鎮静

精神鎮静法とは
歯科治療時の不安や恐怖感により緊張した状態を、鎮静薬などを用いてリラックスさせ、落ち着いて安心して快適に歯科治療をうけることができる方法です。完全に意識がなくなる状態ではなく、「うとうとし、指示には従え、軽く入眠しても呼びかけで目をさます」状態で治療を行うことができます。
精神鎮静法の種類
・静脈内鎮静法(使用薬剤:プロポフォール、ドルミカム)
・その他(経口投与など)
実施手順
・モニター(血圧計、心電図、パルスオキシメーター)を装着します
・注射をして点滴を行います
・薬の投与を行います
・薬の効果(リラックスした状態)を確認して処置を始めます
・治療終了後、ふらつきや眠気などが回復するまで休んで頂きます。
頻度は少ないが、術中におこる可能性がある合併症
・ふらつき、めまい、気分不快などが生じることがあります
・呼吸抑制や血圧低下などが生じることがあります
・局所合併症(血腫、しびれ、疼痛など)が生じることがあります
・アレルギー症状がでる場合があります
注意点
・治療前の食事や水分の制限は必ず守ってください。原則として下記のとおりです。
・食事:処置が午前中の場合は当日の朝食を抜いて下さい
処置が午後からの場合は当日の昼食を抜いて下さい
・水分(水、お茶、スポーツドリンク):処置時間の2時間前まで飲んでいただけます
・当日帰宅の際は、付き添いの方が必要です。また当日は、自転車、オートバイ、自動車の運転はできません。
・鼻から下の化粧、マニュキア、かかとの高い靴はお控え下さい。
麻酔の費用
・90分までの処置 88,000円
・90分以上の処置 110,000円
麻酔担当医
日本歯科麻酔学会認定医
