2018/04/23【第1回 札幌でCLASS】医療法人稲生会にて講演&訪問診療見学してきました。
- 副院長の足跡
センター長の松野です。
今日は、医療法人稲生会 生涯医療クリニックさっぽろにて研修してまいりました。
このクリニックで歯科医師として勤務され、小児在宅歯科医療を実践されておられる
高井先生とのご縁があり、今回のイベントが決まりました。
数か月前から心待ちにしていた今日という日。
一日を過ごして思うこと。あえて一言で感想を述べるなら、稲生会のスタッフの皆様は
『THE プロフェッショナル』でした。
稲生会が掲げる理念に対し、生涯医療クリニックさっぽろ院長の土畠智幸先生をはじめ、
スタッフの皆様の熱意と行動力、組織力が見事にマッチしていて、驚きと感動の連続でした。
内容の濃かった一日をご紹介します。
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朝から、院内全体ミーティング、在宅人工呼吸器についての専門職カンファレンスに参加させていただきました。
その後は、私から講演させていただく機会をいただきました。
テーマは、こどもの『食』を地域で支えるネットワーク
~小児在宅歯科医療を始めてから1年間のキセキ~ です。
生涯医療クリニックさっぽろでは医師、歯科医師、看護師、療法士
などの多職種協働による小児在宅医療が展開されています。
院内に多職種が在籍し、様々な連携をとりながら診療を進めていける
という理想的な環境をとても魅力的に感じました。
しかし、全国的にみても、このような充実した院内連携ができる環境はとても珍しいです。
一般的には、病院や診療所、訪問看護ステーションなど、異なる医療機関どうしの地域連携が基本となります。
当院も昨年4月に訪問診療チームを立ち上げ、早いもので一年が経過しました。
今回の講演では、当院での活動報告もさせていただくことができました。
そして、念願の『第1回 札幌でCLASS』開催です。
医療的ケア児を地域で支える多職種勉強会(CLASS)について紹介しながら、小児在宅医療における『食支援』について
当院の取り組みを報告させていただきました。
講演の後は、土畠院長が院内紹介ツアーをしてくださり、訪問看護ステーション、居宅介護事業所、短期入所事業所などの
活動内容についてお伺いしました。短期入所の子ども達の様子を見させていただいたり、様々な素晴らしい設備を拝見する
ことができました。組織理念や、今後の活動ヴィジョンなどについても熱く語ってくださり、初対面ではあったのですが、
土畠先生のお人柄に心から感動を受けました。すごすぎて、一種の衝撃でした。
その後は、高井先生と歯科衛生士さんと3人で
訪問歯科診療に出発。
小児在宅歯科医療を実践する同志として、
様々な思いを語り合いながら、充実した時間を
過ごすことができました。
ちなみに、生涯医療クリニックさっぽろでは
訪問診療時に白衣着用はしていません。
なので、私はNPO法人しぶたねさんの
チャリティーTシャツをセレクトしました。
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診療後は、スタッフの皆様と懇親会。
あっという間に一日が終わりました。
このクリニックへ見学にお伺いできてよかった。心からそう思います。
色々な学びをいただきました。多くの刺激をいただきました。
前へ進んでいく勇気をいただきました。
必ずまた、お伺いしたいと思っています。
稲生会の皆様、この度は本当にありがとうございました!
そして、今後とも何卒よろしくお願いいたします。