2019/07/10【海田町ひまわり歯科】広島県で訪問診療の日でした。
- 副院長の足跡
【ひとつひとつ、思いのつまった義歯】
副院長の松野です。
今日は広島出張で訪問診療の日でした。
この義歯の物語。
幼少期に大きな交通事故で大きな障害が残った女性。
時の流れの中で次第に歯も失われていき、
咬み合わせがほとんど失われた状態で、
長い時間が経過していました。
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口からの食事をしていて、
どこかの歯科がずっとかかわっていたのに、
義歯作成が難しいという理由で義歯を作っておらず...
確かに、義歯を使うのが難しい方も多くおられます。
でも今回この方と出会ってコミュニケーションを取ると
すぐにわかりました。この方には義歯が必要だと。
そして、作るのが難しいという理由は、
歯科医師としてのプロ意識の欠如だと。
あんまりこういう苦言を言いたくないキャラですが、
最近中途半端なことしかしない同業者に
出会うことが重なって、愚痴りたくなりました。
ご容赦ください。
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何はともあれ、久方ぶりに、
この方の前歯や咬み合わせが復活し、
素敵な笑顔が戻ってまいりました。
義歯はただ咬み合わせを作るだけの道具ではなく、
その方の笑顔をサポートし、
その周りの方の笑顔も生み出す力があると思います。
プロとして、一切の手を抜くことなく、
その方にとってのベストの
歯科的マネジメントを模索し続けるのみです。