2020/02/15第22回新生児呼吸療法モニタリングフォーラム@長野で講演してきました。
- 副院長の足跡
副院長の松野です。
2月13日~15日まで長野県大町市で開催された
新生児呼吸療法モニタリングフォーラムにて
講演してきました。
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今回担当したセッションは、
「おうちに帰ろう ~き・は・む・寺~」
スピーカーは、新生児科医師、看護師、臨床工学技士、
そして、歯科医師の私の4名で担当しました。
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どのスピーカーも、様々なところでご活躍の
ご高名な方々。
長野に到着してすぐに4名が集合しました。
4名が一堂に会するのは初めてとは思えないくらい
子ども達への思いの波長が合うメンバーで、
初日からセッションに向けての色んな打ち合わせが
すごい勢いで進んでいきました。
討論がヒートアップしすぎて、長野の気温が
上がってしまっていました。
その影響もあり、少し楽しみにしていた雪が
ほとんど見られませんでした。
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直前には、楽屋に入り、最終の打ち合わせ。
ここまで、とても順調だったのですが、
どういう流れなのか、
どういう理由なのか、
わからないんですが、
本当にそんなつもりは
こちらとしては全然なくて、
でも...
気づけば、こんなことに。
少し戸惑いはありましたが、やると決めたら
何でも全力で実践するのが、私の流儀です。
自らを奮い立たせて、会場へと向かうのでした。
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そして、セッションが始まりました。
最初のスピーカーは、
岐阜県総合医療センター新生児内科の
新生児科医・寺澤大祐先生(マリオ1)。
ウィットに富んだオープニングアクトで、
「おうちに帰ろう」のセッションが持つ
大切なコンセプトをわかりやすく伝えてくださいました。
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2番目のスピーカーは、
臨床工学技士・松井晃先生(マリオ2)。
松井先生からは
「きっと・そこに・なにかが待ってる」というテーマで
人工呼吸器などの医療デバイスを使用している
子どもたちの在宅移行に向けてのお話や
ご家族との会話の中で生まれる繋がりの大切さについて
情熱あふれるプレゼンを拝聴することができ
胸が熱くなりました。
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3番目のスピーカーが私でした(ヨッシー)。
「ハッとしてグッとくる、おうちでの食のこと」
というテーマで、お話させていただきました。
当院が実践している小児在宅歯科のこと、
摂食嚥下マネジメントのこと、
栄養マネジメントのこと、
地域で開催している勉強会(CLASS)のこと、
など多岐にわたる内容について、心を込めて
お伝えしました。
個人的には、ヨッシーでのプレゼンをしたことが
なかったので不安はありましたが、
なんとか乗り切ることができたと思います。
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最後のスピーカーは、
理事長・松丸実奈先生(ワリオ)。
「むりって決めなくてもいいんじゃない?」
というテーマで、
子ども達がいっぱい笑って
いっぱい遊ぶために、我々専門職に何ができるか
多くのことを考えさせられる、素敵なプレゼンでした。
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その後のトークセッションも色んな議論で白熱。
服装だけ見ると、ふざけているように見えるかも
しれないですが、ディスカッションしている内容は
とても真面目で、大切なテーマばかりでした。
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セッションが終わった後には、
埼玉医科大学総合医療センター小児科特任教授であり
日本医師会小児在宅ケア検討委員長などを
務めておられ、小児在宅医療に関する国家的な施策などにも
深くかかわっておられるトップリーダーの一人である、
田村正徳先生にお声かけいただきました。
CLASSの活動などにとても興味を持ってくださり、
日々の我々の活動の方向性について、背中を押して
いただき、大きな励みになりました。
参加者の皆様の熱意がとても伝わってくる、
本当に素敵なセッションでした。
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その後の懇親会でも、色んな素敵な出会いがありました。
新生児医療の黎明期を支えてこられた第一人者の先生や
様々な大学や病院でリーダーとして、新生児医療を展開
されている先生方、第一線でご活躍されている多職種の
方々と、お話させていただくことができ、
とてつもなく大きな刺激をいただきました。
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神奈川県立こども医療センターのNICUリニューアルに
ご尽力され、これからのNICUの方向性を決めていく
オピニオンリーダーの一人である、豊島勝昭先生とも
色んなディスカッションをさせていただき、
医療センターのブログにまで掲載していただきました。
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最終日は、色んなセッションを聞いてきました。
人工呼吸器管理中の児のケアや発達支援について、
病棟保育士の活動について、
ファミリーセンタードケアについて
医療者側・ご家族側の双方からお話を拝聴できたり、
とても多くの学びを得たとともに、
当院としての活動を継続していくビジョンに向けて
色んな方々に温かく背中を押していただけたフォーラム
となりました。
今度は、私が色んな方々にその背中で伝えていく番です。
幅広い視野と柔軟性、そして、熱意を持って
これからも頑張りますヨッシー。
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激動の3Daysでした。
ご縁をいただきました皆様、
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
サンキュー、長野!