2020/11/30兵庫県歯科医師会附属兵庫歯科衛生士学院にて授業をさせていただきました。
- 管理栄養士辻本の歩み
こんにちは。
管理栄養士の辻本です。
兵庫県歯科医師会附属兵庫歯科衛生士学院にて
食形態調整と栄養管理について授業をさせていただきました。
食形態調整は食形態の意義や分類についてお話しました。
トロミの性状によるはりつき(付着性)の違いや、
きざみ食に加えるとろみの量によるまとまり(凝集性)の違い
は実習を通して学んでいただきました。
感染対策のため、実際に食べることは難しいですが、
自身で調整する中でトロミ調整のコツや
口の中に入った時を想像していただきながら実習しました。
実際在宅ではトロミやペーストが苦手な方や、
基本的な対応を知った上で、現場では患者さんの希望に
合わせた対応が求められます。
栄養管理については口腔ケアやブラッシング指導をする中で、
患者さんの栄養状態が悪化する「徴候」に気付いてもらえるよう
口腔内や身体の様子からわかる栄養状態についてお伝えしました。
わずかな食事量の減少や、運動量の減少が長期になれば
大きな栄養状態の不良に繋がります。
コミュニケーションの中で、そうした「徴候」に気付き、
地域の管理栄養士に繋げていただければと思います。
外来でも在宅でも、その人の一日の暮らしを想像し、
関わるその瞬間だけでなく、より良い生活を送っていただけるよう
サポートできる衛生士になっていただけると嬉しいです。
兵庫県歯科医師会附属兵庫歯科衛生士学院の先生方、
学生の皆さんありがとうございました。