2022/01/15前歯のインプラントの力作~抜歯即時埋入&ルートメンブレンテクニック~
- 前歯
35歳 男性
主訴:前歯を綺麗にしたい
このケースでは、現代インプラント学の叡智が結集されています。
最小限の介入で最大限の審美的結果が出ています。
術前の状態、前歯2本が変色しています。
右上1番は抜歯となりました。
術前にサージカルガイドと仮歯を製作します。抜歯&インプラント移植&仮歯装着まで一日で行う方法で、抜歯即時埋入即時荷重と呼びます。
インプラントの世界では、最も患者様から喜ばれる治療法です。
なぜなら歯が無い日が一日たりともありませんので。
しかし、やはりテクニックが難しい。インプラント専門医としての技術の見せ所です。術前に製作していたサージカルガイドを用いてインプラントを埋め込む穴を掘ります。
インプラントの予後は、このインプラントを埋め込む位置が最も大切です。
術前に製作していたサージカルガイドを用いてインプラントを埋入
ここでアドバンスなテクニックを用いています。
ソケットシールドテクニック、ルートメンブレンテクニック、パーシャルエキストラクションテクニックなど様々な呼び方がありますが、歯根の一部を残したまま、その内側にインプラントを埋め込む方法です。
この歯根を残すことで、外側の骨が吸収して陥没してしまうことを防ぐことができます。
顕微鏡下で繊細なテクニックで、残す歯根を整えています。
この歯根とインプラントの間には骨補填材を充填します。
口蓋から歯肉結合組織を採り、インプラント部位に移植します。
これにより歯肉のボリュームが獲得され、よりインプラント周囲が安定します。そして仮歯の装着。出血もほとんどなく、手術当日とは思えないぐらいです。
手術1週間後の状態。とても綺麗な歯肉です。
歯肉をさらに増やすために、もう一度歯肉移植を行いました。
プロフェッショナルとして、とことん結果を追求させて頂いております。(追加で歯肉移植する場合は費用を頂いておりません。)
2回目の手術から1.5か月後。美しい歯間乳頭をご覧下さい。となりの左上1番はオールセラミッククラウンで治すことにしました。最終の状態。インプラント周囲のボリューミーな美しい歯肉が際立っております。
最終の状態。
最初の状態。