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箕面市の寺嶋歯科医院 Tel.072-721-2562

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2024/02/19接着ブリッジ~小臼歯編~

大阪府箕面市の寺嶋歯科医院の理事長の寺嶋宏曜です。

今回も当院が得意としている前歯部の接着性ブリッジについて紹介致します。

まずはビフォアフターをどうぞ。

スライド5.PNG

歯がない部位の一つ後ろの歯の金属を外して、ジルコニアブリッジに交換しただけ。

削る量も最小限です。

欠損の手前の歯は触っておりません。

流れを説明致します。

30代男性。

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外右上5番の欠損に対して、「接着ブリッジを入れてほしい」というダイレクトな希望をもっていらっしゃいました。

ホームページをご覧になられて来院されました。

スライド2.PNG

欠損治療のファーストチョイスは確かにインプラントです。

しかしこの方の色々調べられて、接着ブリッジを希望されておりましたので、ご希望通りに行うこととなりました。

幸いにというわけでありませんが、すでに後ろの大臼歯にメタルインレーが装着されていますので、それを外すだけなので簡単です。

スライド3.PNG

金属を外して、内部の虫歯を除去して、下地を入れた状態が上の写真です。

そして院内の技工士がジルコニアブリッジを製作しました。

スライド4.PNG

隣の歯の表面に接着しました。

接着ブリッジは接着の際の技術が命です。

スライド5.PNG

治療後の状態です。とても自然な感じで入り、患者様にも喜んで頂けました。

非常にシンプルなデザインで、歯をほとんど削らないことが最大の利点です。

強度もあり、2015年から行っている治療法ですが、当院ではまだ一度も壊れたことがありません。(症例をしっかり見極めていることも理由の一つです)

また従来のブリッジであれば、前の歯も削るので、合計3本分の費用となり高額になってしまいます。

スライド6.PNG

最近府外からの接着性ブリッジ希望者がかなり増加しております。

沢山症例を手掛けることができ、その分知見が蓄積され、本当に有難く思っております。

歯を削る量、どこを削るか、ジルコニアやセメントの商品はどれを選ぶかなど、簡単そうに見えて経験が結構左右する治療です。

前歯部1本支台の2本の接着性ジルコニアブリッジの

<メリット>

・歯をほとんど削らなくて良い(この症例では既に入っていたメタルを除去して形を整えただけ)

・治療回数は2回のみ(1日目:歯を削って光学スキャン 2日目:装着(もしくは1日で完了させるワンデートリートメントも可能な場合があります)

 ・費用は、この症例では104,500×2本でした。(前歯は132,000×2本となります)

 この症例では費用を抑えるためワンデートリートメントは行っておりません。(ワンデー加算は+22000円)

・もし壊れても、元の状態に戻るだけ。その時に通常の沢山歯を削るブリッジを行うのもよし、インプラントをするのもよし。

<デメリット>

・通常のブリッジよりは壊れやすいかもしれない(2015年から行っている当院の経験上、まだ壊れたことはありませんが・・・)

・支えている1本の歯に負担がかかりすぎることがある(症例選択が重要です)

 この症例のように小臼歯であれば今回のデザインでいけることがほとんどです。(大臼歯の欠損に対しては今回のデザインは適応外です)

・ポンティック(ダミー)の部分のみで硬いものを噛むことはなるべく控えた方がよい

・噛み合わせが深い(ディープバイト)の患者様には、使えない場合がある(こればかりは応相談です)

・壊れてしまい、通常のブリッジを行う場合などは、再度費用がかかってしまう(当院の保証期間は5年)

以上、ジルコニア製接着性ブリッジの紹介でした。

皆さん、本当に喜んで下さるので、私も大変遣り甲斐のある治療の一つです。

(文責:寺嶋宏曜)

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