2021/06/07うえだ歯科で歯周病治療セミナー開始
- 院長の活動日記
こんにちは。
箕面市の歯医者の寺嶋歯科医院の理事長の寺嶋です。
私は歯周病専門医として、未来の歯周病専門医育成や、専門的な歯周病治療を行えるクリニック育成をライフワークとしています。
今年から新たに同じ箕面市の歯科医院のウエダ歯科での講義を開始しました。全5回コースです。
歯周病治療は、歯科医師のみが勉強すれば良い治療を出来るようになるわけではなく、歯科衛生士も一緒に治していく治療です。というかむしろ歯科衛生士による歯石除去や、生活習慣の改善指導や禁煙支援など日々の生活に踏み込んでいくことが、大切な治療です。
ライザップのパーソナルトレーナー的役割を果たすのが歯科衛生士です。歯科医師は患者様と歯科衛生士が長い時間かけて改善させた口腔内を後少しだけ外科的に改善させて頂くだけの存在です。
歯周病専門医はオペで歯周病治療を治すとよく誤解されています。確かにオペをしないと治せない歯周病も沢山ありますが、普通の歯周病は日々の患者様の努力と衛生士のサポートにより改善します。
私のセミナーでは、歯科医師と歯科衛生士が一緒に同じ講義を受けて、どのように目の前の患者様に向き合うかを考え頂く講義です。
今回はウエダ歯科の歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、技工士など20名の方が参加され、とても熱心に勉強して頂きました。理事長の植田先生は、阪大の六歳下の後輩ですが、デジタル歯科やインビザライン矯正などの新しい医療にとても熱心で、新しい設備や治療をどんどん取り入れ、若手の中でも特に忙しく活躍されている先生です。また、スタッフへの関わり方も見ていると、部下の成長を一緒に喜び、どんどん背中を押してあげる素晴らしい指導者であることが良く分かりました。このような発展性の高い歯科医院の教育に携われることをとても嬉しく思います。
歯医者はコンビニより多いと言われていますが、本当に困っている人を助けることができるクリニックはまだまだ不足しています。特に歯周病治療は専門性が高く、チーム医療が必須の分野なので、歯科医師がちょっと勉強したくらいでは何にも変わらない難しい分野です。
同じ箕面市の歯科医院として、共に成長し、箕面市の患者様へ貢献出来たら嬉しく思います。
縫合実習を歯科衛生士にも練習してもらいドクターの気持ちを理解するのも大切です。