2021/11/29兵庫県歯科医師会付属兵庫歯科衛生士学院にて介護福祉論の授業をさせていただきました。
- 管理栄養士辻本の歩み
こんにちは。
管理栄養士の辻本です。
兵庫県歯科医師会付属兵庫歯科衛生士学院にて介護福祉論の授業をさせていただきました。
私からは嚥下調整食分類2021のお話をしました。
嚥下調整食とは食べることが難しくなった方に、飲み込み、はりつきなどに配慮した食事のことを指します。
嚥下調整食は一見同じペースト状であっても、ゼリー状に近いのか、粒があるのかなどによって細かく分類されています。
授業では様々な嚥下調整食を見て、食べてもらい各グループで分類してもらいました。
はじめはなかなか見慣れないこともあり、違いがわからないという声もたくさんあったのですが、各分類でどこを見ればいいのかポイントを伝えると少しずつ分類できるようになっていました。
グループの中でもおいしいと感じるものに差があったり、温めてほしいなど様々な意見をいただきました。
はじめは食べたくないと言っていた生徒も、周りの反応を見ながら「美味しいなら食べてみる」と言ってもらえ、『ペースト食=おいしくない』ではなく、食べてみたら美味しいものもあることを知ってもらえたら何よりです。
見た目は大切ですが、見た目以外にも美味しいと感じてもらえる要素はたくさんあります。
温度や声かけ食事環境の雰囲気など様々な要因の大切さを感じてもらえたらいいなと思います。
きっと歯科衛生士になられた後様々な方と出会われると思います。
その時に歯のことに加え食事のことも力になれるような歯科衛生士さんになってもらえると嬉しいです。
兵庫歯科衛生士学院の皆様、しっかり授業を聞いていただきありがとうございました。