2022/09/29歯肉をムキムキにするオペ~リグロスを用いた根面被覆術~
- 症例集
寺嶋歯科医院の理事長の寺嶋です。
本日は薄い歯肉、痩せてしまった歯肉をムキムキに復活させるオペをご紹介いたします。
そのオペの名前は
根面被覆術! 英語ではRoot Coverage といいます。
↑術前写真 上顎の前の歯肉がかなり痩せてしまっています(歯肉退縮と言います)
↑術後写真 血管が増殖し、ムキムキ&バキバキの歯肉に治っています!
ということで、一連のオペの流れを解説します!
上顎口蓋から歯肉を取ってきて移植します。
リグロスという薬剤を入れます。
これは大阪大学歯学部の歯周病科が開発した歯周病の再生治療に用いる薬です。
私も大学院時代に研究に携わっていたため思い入れが深い薬です。
↑の写真は、オペ終了時の写真です。歯肉を移植し、リグロスを塗布して終了。
オペ4か月後の状態。毛細血管が増えて、歯肉がムキムキになっています。
大胸筋がパンプしているイメージです。
↑の写真はオペ後6か月。パンプしていたのも少し落ち着き安定した歯肉となっております。
歯肉退縮もほぼ完璧に改善し、患者様は大満足されております。
このオペはテクニック的に非常に難しいオペです。リグロスの入れ方などにもちょっとしたポイントがあります。
歯肉退縮⇒根面被覆術は、当院のような日本歯周病学会専門医に是非お任せ下さい。
もう一度最後にムキムキ、バキバキの歯肉をご覧ください。
うーん、美しい歯肉。
執刀医&文責 寺嶋宏曜