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箕面市の寺嶋歯科医院 Tel.072-721-2562

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2023/01/26前歯のジルコニア製の接着性ブリッジ~1本土台の2本ブリッジ~

大阪府箕面市の寺嶋歯科医院の理事長の寺嶋宏曜です。

今回も当院が得意としている前歯部の接着性ブリッジについて紹介致します。

まずはビフォアフターをどうぞ。

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流れを説明致します。

55歳女性。

前歯の欠損部に入れ歯を入れておられたのですが、煩わしいとのことで、接着性ブリッジを希望されて来院されました。

右上2番がありません。

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相談の結果、右上1番を土台とするジルコニア接着性ブリッジを行うことになりました。

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右上1番の裏側を少しだけ削って、デジタルスキャンをして、院内技工士(本症例の担当技工士:大谷)が院内技工室で製作を行います。

歯科医師と歯科技工士がPC上で相談しながらデザインできることが院内技工の魅力です。

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このように薄いジルコニアのウィングを隣の歯に張り付けるだけ。

非常にシンプルなデザインで、歯をほとんど削らないことが最大の利点です。

歯を削る時にも麻酔も要りません。(麻酔が要るほど削ることは、ほとんどありません)

強度もあり、8年ぐらい前から行っている治療法ですが、当院ではまだ一度も壊れたことがありません。(症例をしっかり見極めていることも理由の一つです)

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治療終了時の写真。とても自然な感じで入り、患者様にも喜んで頂けました。

歯肉の陥没があるので、これが従来のブリッジであったり、インプラントであれば歯肉を移植したりすることが多いのですが、「接着性ブリッジは低侵襲が一番のメリット」なため今回は行いませんでした。

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自然な感じです。ブラックトライアングルも最小になるようにしつつ、連結部分が目立たない様、歯を削るときも、ブリッジをデザインするときも様々な工夫しております。

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前歯部1本支台の2本の接着性ジルコニアブリッジの

<メリット>

・歯をほとんど削らなくて良い

・治療回数は2回のみ(1日目:歯を削って光学スキャン 2日目:装着(もしくは1日で完了させるワンデートリートメントも可能な場合があります)

・費用が2本分で済む。 この症例では143,000×2本 でした。(ワンデートリートメントの場合は+22000円)

・もし壊れても、元の状態に戻るだけ。その時に通常の沢山歯を削るブリッジを行うのもよし、インプラントをするのもよし。

<デメリット>

・通常の3本のブリッジよりは壊れやすいかもしれない(8年前から行っている寺嶋の経験上、まだ壊れたことはありませんが・・・)

・支えている1本の歯に負担がかかりすぎることがある(症例選択が重要です)

・ポンティック(ダミー)の部分のみで硬いものを噛むことはなるべく控えた方がよい

・噛み合わせが深い(ディープバイト)の患者様には、使えない場合がある(こればかりは応相談です)

・壊れてしまい、通常のブリッジを行う場合などは、再度費用がかかってしまう(当院の保証期間は5年)

以上、ジルコニア製接着性ブリッジの紹介でした。

皆さん、本当に喜んで下さるので、私も大変遣り甲斐のある治療の一つです。

(文責:寺嶋宏曜)

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