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箕面市の寺嶋歯科医院 Tel.072-721-2562

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2023/01/16インプラント&矯正治療&セラミックを行った総合治療の症例

大阪府箕面市の寺嶋歯科医院の理事長の寺嶋宏曜です。

本日は、あらゆる歯科技術を駆使した総合的な治療(全顎的治療といいます)の紹介です。

まずはビフォーアフターです。

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では詳細を説明していきます。

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62歳女性、奥歯がボロボロになり噛みにくくなり、前歯が飛び出してきたことが主訴でした。

奥歯の咬み合わせの高さ(咬合高径)が下がり、上顎前歯部を下顎前歯部が突き上げてしまい、その結果前歯が出っ歯になってきました。

これをフレアアウトと呼びます。

治療前の状態です。

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全ての奥歯に過去に治療を受けていますが、どれも悪くなってしまっています。

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問題点を列挙しています。

歯が折れたり、根の先に病巣があったりしますが、何よりも咬み合わせの水平面が乱れて(咬合平面の乱れ)が起きて、正しい顎の運動が出来なくなっており、顎関節の痛みも出てきておりました。

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治療計画はこちらです。

インプラント治療、矯正治療、根管治療、セラミックを用いた審美歯科治療など、あらゆる治療が必要でした。

そしてインプラント治療は、左上奥歯の骨が少ないため、上顎洞底挙上術(サイナスリフト)や骨造成術(GBR)というオプションの治療が必要でした。

まずは左上の奥歯のサイナスリフトについて解説します。

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インプラントを埋めるだけの垂直的な高さがないので、上顎洞内に骨を移植する上顎洞底挙上術(サイナスリフト)を行いました。

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まずは上顎洞の粘膜を破らないように小さな穴を開けます。超音波骨切削機器などを使って愛護的に骨を切除しています。

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ここで登場するのが、私が得意とする顕微鏡手術。教科書では6㎜の骨移植にはラテラルウィンドウテクニックを用いることが推奨されています(ラテラルウィンドウテクニックの話はまた別でしますが、今回の顕微鏡手術よりももっと大がかりなオペということです)

写真でも見てわかるように、顕微鏡下で低侵襲に行っております。このテクニックにより術後全く腫れません

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6か月後のレントゲンで、紫のライン(上顎洞底のライン)が上方に挙上されているのが分かりますね。

これがサイナスリフトです。Sinus =上顎洞 Lift=挙上 なので、そのままの意味ですね。

ちなみに、インプラントを埋めるための穴からサイナスリフトすることをソケットリフトと言います。

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このサイナスリフトと同じ日に、手前の左上4番には骨造成(GBR法)を行いました。

幅が狭いところには、人工骨を移植して、幅を回復させるようにしています。

この時のサイナスリフトとGBRのオペで60分ぐらいかかりました。

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インプラントが安定したらそこに仮歯を装着し、前歯の矯正治療を行いました。(矯正治療期間約5カ月)

前歯は、前方に飛び出してきていたため、それを昔の元の位置に戻していきます。

咬み合わせの高さも下がっていたため、仮歯を用いて挙上していきます。これを咬合挙上と言います。

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上顎前歯は過去にプラスチックが沢山充填されていたので、綺麗にするためにセラミックのラミネートべニアを装着しました。

摩耗して、短くなっていた左下の2番と3番にもべニアを貼り付け、摩耗していた部分を元に戻しました。

これにより適切な前歯の咬み合わせを取り戻します。

治療終了時の写真です。

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治療期間はコロナ禍での中断もあり、2年半かかりましたが、大変満足して頂いております。

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咬み合わせの高さ(咬合高径)も上がり、咬み合わせも安定し、顎の動きもよくなっため、咬める喜びを取り戻すことができました。

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治療計画どおりに治療が完了しています。

根尖病巣なども綺麗に治っています。根管治療は顕微鏡を用いた精密根管治療を行っております。

左上の一番奥の7番は、不要ではありますが、患者様の希望により抜歯せずに放置しています(理屈ではなく、感情に寄り添うことが大切です。)

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左上のインプラント部分も骨造成を行ったことで、見た目も良くなり、歯磨きもしやすくなりました。

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ビフォーアフターです。インプラント以外、口腔内から全て金属は無くなりました。

歯のアーチが整っているのがお分かり頂けますね。

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1年経過時。問題なく経過しています。

そろそろ左上7番については、ご本人も要らないかな~って仰っているので抜歯するかもしれません。

このように、当院では、あらゆる技術を駆使して、長持ちする治療を提供しております。

そして、何より私が拘っているのは、残せる歯は全力で残し、どうしても残せない所に最小限にインプラントを用いることです。

天然歯に勝るものはない。

以上です。

文責 寺嶋宏曜

© Terashima Dental Clinic