2023/03/05ガミースマイルとインプラント手術の症例
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大阪府箕面市の寺嶋歯科医院の理事長の寺嶋宏曜です。
今回ははガミースマイル手術とインプラント治療を用いた症例をご紹介致します。
まずあビフォーアフターをご覧ください。
口元も劇的に改善しております。
では症例の概要を記していきます。
22歳女性。残っている乳歯がグラグラしていることを主訴に来院されました。過去に矯正治療を受けていたりとお口のことでは大変悩みを抱えておられました。
大学の口腔外科ではインプラント治療するために、骨移植が必要であると言われて、セカンドオピニオンを聞きたいとのことでした。
乳歯が残っているのですが、残念ながら永久歯が欠損しています。
従って、インプラントか部分入れ歯しか方法がありません。
患者様はインプラントをご希望されました。
歯が全体的に短く、歯茎が見えすぎる、「ガミースマイル」と診断し、デジタル上で理想的な歯の長さをデザインしました。
デザインしたスマイルを基準に、インプラントを埋入する位置を決定しました。
シミュレーション通りに埋入するためのサージカルガイドと、歯を抜いた日に仮歯をいれるために、仮歯を予め製作しておきます。
乳歯を抜歯して、インプラントを埋入し、仮歯を装着し、さらにガミースマイルのオペを一緒に行いました。
トータルオペ時間60分と仮歯装着30分の合計90分かかりました。
インプラントが骨と結合する1か月後から仮歯を調整して、歯肉の形を整えていきます。
オペ2.5か月後にラミネートべニアを左上2番の矮小歯に装着しました。(2か月の待ち時間にホワイトニングを行っております)
最終の仕上がりの状態です。
非常に満足して頂けました。他の残っている乳歯もそのうちインプラント治療に移行することはご理解頂いております。
前医ではトータル1年ぐらいのオペ(歯が無い時期は部分入れ歯を装着)を提案されていましたが、当院ではガミースマイルのオペ&即日仮歯&ラミネートべニア&ホワイトニングを合計4カ月で終了。
当院では日本口腔インプラント学会専門医&日本歯周病専門医として、単にインプラントを埋めて咬ませるだけの治療だけではなく、歯肉と骨、顔との調和を図るオペを行っております。
執刀医&文責:寺嶋宏曜