2023/03/27歯を抜いたその日のうちにインプラント&仮歯を入れる満足度の高い治療法
- 症例集
大阪府箕面市の寺嶋歯科医院の理事長の寺嶋宏曜です。
今回は、上のの奥歯の抜歯即時埋入即時荷重(歯を抜いた当日に仮歯が入る)のケースをご紹介致します。
まずはビフォーアフターをご覧ください。
治療期間は3か月で、綺麗に治りました。
歯を抜いてインプラントにしているのですが、歯が無い時期が0という近年では最も満足度の高い治療法です。
では概要を記していきます。
68歳女性。右上奥歯がグラグラして噛めないとのことでインプラント治療を希望して来院されました。
治療計画は2本を抜いて、2本のインプラントを埋め込み、その日のうちに仮歯まで入れる「抜歯即時埋入即時荷重」です。
歯を抜いて、インプラントを2本入れているのがお分かり頂けます。
そして仮歯を入れております。
昔ながらの治療法であれば、この抜歯してから数か月待ってからインプラントを埋入し、さらに数か月。合計6か月コースでした。
しかもその間は歯が無いか、もしくは部分入れ歯を入れるということになっておりました。
抜歯して3か月後の状態。ジルコニアブリッジを装着して終了。
とてもシンプルかつ早い治療法です。
現代では抜歯即時埋入が当たり前。私の臨床でも歯がある場合であれば95%は部位関係なく抜歯即時埋入しています。
抜歯即時埋入のデメリットは、技術的にやや難しいということだけ。それ以外のデメリットありません。
上顎洞までの距離が近いため、グラフトレスソケットリフトと呼ばれるテクニックを用いていますが、特に難しいテクニックではありません。
この美しい歯肉をご覧ください。抜歯即時埋入だから作れる歯肉の形態があります!
術前の不揃いの歯肉のラインも揃えることができました。
現代のインプラント医学では、いかに早く治療を終了させるかが大切なポイントになっております。
治療費:90万円
治療期間:3か月
リスク:インプラント周囲炎
ぜひ歯を抜く前にご相談ください!