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2023/04/24骨造成術と歯肉移植を用いた前歯のインプラント

大阪府箕面市の寺嶋歯科医院の理事長の寺嶋です。

今回も前歯のインプラント症例を紹介致します。

治療結果にはは個人差があります、参考程度にご覧ください

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まずはビフォーアフターをどうぞ。

今回はやや複雑なテクニックを用いた症例です。

では概要をご説明致します。

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患者様は、20歳女性、子供の頃に外傷で前歯を失い、現在まで仮の歯を入れられておりました。

過去に当院で前歯のインプラント治療を受けられた方のご紹介で当院にお越しになられました。

骨格的な成長が止まるまでインプラントはできないため、インプラントできる年齢になるまで待っておられたとのことです。

女性の前歯・・・・そのお気持ち察します。

最初からインプラント治療をご希望であったため、すぐにインプラント治療に取り掛かりました。

少し歯列が歪んでいるため、このままでは左右対称の歯にならないため、先に矯正治療を提案しましたが、気になっていないとのことで希望されませんでした。

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仮歯を外すと↑こんな感じで、かなり骨が陥没しております。

歯を抜いて放置するとこのように骨が無くなることが多いです。

(だからこそ、抜歯する前にご相談ください!抜歯即時埋入ならもっと本症例よりも簡単なオペになります!)

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術前の画像診断です。骨が陥没しているため、骨造成術を行うことを計画しました。

20歳の方のインプラントを、何十年も維持するためには、骨造成と歯肉の移植は必須と言えます。

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手術前にサージカルガイドと仮歯を用意しておきます。

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今回はすでに歯がないため、オペの方法は抜歯即時埋入とは異なります。(抜歯即時埋入に関する症例は他に沢山載せているので、そちらをご覧ください)

インプラントを埋めこみ、骨補填材を填入し、さらに薄い歯肉を治すために歯肉移植を行いました。

骨補填材の入れ方に工夫があります(VISATAというテクニックを応用しております)

オペ時間60分(麻酔、抜歯、インプラント埋入、骨補填、歯肉移植、仮歯装着まで全ての過程を含む)

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仮歯を即日に入れることで、全てのオペを1回で終わらせております。これがポイントです。

昔のやり方では、骨造成⇒1次手術(インプラント埋入)⇒2次手術(歯肉の移植)⇒仮歯装着と3回手術をしておりましたが、今では1回だけの場合がほとんどです。

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↑治療終了時の写真。インプラントの上部構造ってこうなっているんだ!ってよくわかりますね。

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今回の手術の一番の目的は骨造成でした。↑の写真のように左右対称に回復しました。

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オペから4か月後の治療終了時。綺麗にジルコニアクラウンが入りました。

↑はレントゲンとの重ね合わせ。

前歯のインプラントを成功させるためには、インプラントの深さや位置などが極めて大切です。

インプラントの種類の選択も重要です。

成功させるために必要な要因が多いため、ある程度経験を積んだ歯科医師が治療するべきなのが前歯のインプラントと言えます。

この症例では、

治療期間 4か月

治療費  約55万円(オペ、移植、上部構造など全ての費用が含まれております。)

 WEBに掲載や、私の講演で使用させて頂ける場合は、割引制度もあります。

(症例によって多少金額が増減します。最初に治療内容と見積もりなど書面で提示して納得されてからオペとなるのでご安心ください)

前歯のインプラントは、あらゆる技術を結集させる必要があります。

この症例のように抜歯してしまうと骨が無くなってしまいます。

インプラントを考えているのであれば、とにかく、今ある歯を抜く前に一度ご相談頂けると幸いです。

抜いてしまってからのインプラントは余計に難易度上がります!

文責 寺嶋宏曜

© Terashima Dental Clinic