2023/05/31ザイゴマインプラント修行の旅の始まり
- 院長の活動日記
大阪府箕面市の寺嶋歯科医院の理事長の寺嶋宏曜です。
5月27日の土曜日は、香川県高松市で開催された日本歯周病学会での発表が終わり次第、急いで高松空港に行き、そこから羽田へ飛びました。
そして羽田21時半⇒横浜⇒平塚といき、ホテルについたのはなんと23時。
そして日曜日は朝から、神奈川県の海外沿いの大磯という町で、インプラントのセミナーを受けて参りました。
このセミナーは、結婚式場を専用のセミナー会場に改造した規格外のセミナー。
全国からインプラント治療の専門家の猛者たちが集結しておりました。
今回学んでいるのは、ザイゴマインプラントというもの。
寺嶋歯科では年間250~300本のインプラント手術をしており、99%の患者様はこれまでの方法で治すことが十分に可能です。
しかし、1年に1人ぐらいとわずかな頻度ですが、治せない(従来の治療法であれば、大がかりな骨移植を行う必要があり、さらに2年以上かかる)患者様がお越しになられます。
そのような時に必要な治療法がザイゴマインプラント。(ザイゴマ=頬骨)
上顎の顎の骨が無いので、頬骨に長さ40~50㎜の長いインプラントを埋入するという術式。
オペ終了時から歯が入り、3か月で完了します。
私自身これまで2000本のインプラント手術を行ってきていますが、この術式はこれまでの治療法とは全く別の概念で行う必要があり、大学で学ぶこともできず、教科書もなく、日本で唯一学べるのが今回受けた安藤先生のザイゴマセミナーです。
参加者のほとんどがインプラントのスペシャリストなので、講義のレベルも高い。
インプラントのかなりの経験が無いと、安藤先生の手術解説は、理解しがたいのではないかと思います。
インプラント治療って、最後の最後は術者の経験がものを言います。
骨にネジを埋め込むだけって思ったら大間違い。我々は1㎜以下の世界で、細かいテクニックを駆使しているのです。
とても燃えるセミナーでした。
ちなみにこちらはオールオン4の実習模型。オールオン4は昔から行われている治療法で、そこまで難しい治療法ではありません。
私も行っている治療法ですし、受講生のほとんどが行っている治療法で、セミナーでの実習はあっさりと終わりました。
オールオン4の実習時間は20分ぐらい。みんなさらっと終わっていました。
受講生のレベルの高さに驚かされます。
最後は、世界の安藤先生と写真を撮って頂きました。(世界一ザイゴマインプラントの手術が早い先生です。)
これからも食事ができなくてお困りの方の最後の手段としてのインプラント治療を、どんどん進化させていきたいと思います。
このコースは、秋に2日間あり、さらに来年も同じセミナーをすでに申し込みずみ。
私のインプラント治療の集大成として学習して参ります。
それにしても、箕面から大磯はかなり遠い(涙)