こんにちは。

管理栄養士/保育士の辻本です。

11月11日～12日に門真市民文化会館ルミエールホールにて第4回日本ダウン症会議・第5回日本ダウン症学会学術集会が開催されました。

私は乳幼児～小児期「食べる・話す・聴く・学ぶ」～乳幼児から小児期の発達支援を考える～のセッションで「食べる」を担当させていただきました。

当院で実践する歯科と栄養の視点からの「食べる」の発達をどのように支援しているかご紹介させていただきました。また今大会は「街に出よう」というテーマでしたので、街に出た時に食事で困らないような取り組みとして様々なイベントを開催していることもご紹介しました。

同じセッション内の話す・聴く・学ぶの講演では、ダウン症の子ども達の特徴、その支援について教えていただきました。自分、人、ものとの関係性の理解が大切なこと非言語的コミュニケーションが得意な子の表出を促すための支援方法などとても学びが多かったです。食べることを支援する中でも、言葉について質問をいただくこともあるので、一緒に考えていく時に知っておきたいことをお聞きすることができました。

2日目は成人～高齢期のセッション。

ダウン症の方の高齢期はだいたい40歳以上を指すそうで、寿命は伸びてきていて3人に1人が60歳以上、最高齢が102歳の方だそうです。また近年ダウン症の免疫能が注目されていてダウン症の方が合併しやすい自己免疫疾患はダウン症特有の高サイトカインにあるのでは、という話がとても興味深かったです。引き続き研究が出てくるのを待ちます。

また市民公開講座のヘラルボニ―の講演、とても楽しみにしていました。

ヘラルボニーは障害のある方々のアートを服、日用品などのブランドの中のデザインとして使用し、高いクオリティの商品を販売されています。障害者アート＝安いというイメージを壊すため福祉やアートに興味がない方も「ブランド」なら届けるために、日々様々な活動をされています。JALやJR、ディズニーとのコラボ、百貨店の催事にも出ておられるので目にしたことがある方いらっしゃるかもしれません。

ブランドというポジティブな形で出会うことで障害のイメージを変えていけるかもしれないとおっしゃってました。

ダウン症会議、ダウン症学会に参加させていただいたのは初めてでしたが、ダウン症のある方の展示、発表、漫才などのイベントもあり、両日とても楽しく学ばせていただきました。

障害者に関わる管理栄養士さんとの素敵な出会いもあり、管理栄養士としてこれからも頑張っていきたいです！

今回はお声掛けいただき、本当にありがとうございました。