2023/12/03第5回小児在宅歯科医療研究会学術大会in愛知に参加しました。
- 管理栄養士辻本の歩み
こんにちは。
管理栄養士の辻本です。
歯科医師2名、歯科衛生士2名と共に第5回小児在宅歯科医療研究会学術大会in愛知に参加しました。
今回のテーマは「医療的ケア児をとりまく支援の輪」として、実習、講演、シンポジウムがある盛りだくさんの大会でした。
午前は「いまさら聞けない医療的ケアの基礎」として、吸引、経管栄養、人工呼吸器、気管切開の実習がありました。
吸引では模型を用いて、鼻や口からの吸引や気管切開部からの吸引体験をさせていただきました。
人工呼吸器のブースでは、呼吸の種類や回路は外れた時の対応について学びました。
気管切開のブースでは、各カニューレの特徴など実物を見せていただきながら教えていただきました。
経管栄養では、経鼻チューブやバルーン型の胃瘻の挿入体験をさせていただきました。
午後からは三浦清邦先生からの「医療的ケア児を地域で支える~医療的ケア児支援センターの役割~」として、医療的ケア児支援法、こども基本法最近の法制度の変移、医療的ケア児等支援センターの活動について教えていただきました。
シンポジウムでは、「医療的ケア児をとりまく支援の輪」として、社会福祉法⼈むそう理事⻑ 戸枝陽基先⽣、⻭科診療所ひまわり歯科衛生士 佐藤絵美先⽣、訪問看護ステーション⾖⼤福看護師 ⻄⼭亜紀先⽣、こども訪問看護ステーションじんおかざき理学療法⼠ 安井隆光先生と様々な職種の方からそれぞれ地域での活動についてお聞きしました。
トランジションの問題、動ける医療的ケア児の課題など医療的ケア児の支援について話をすると、必ず挙がってくる課題についての討論もありました。
講演のお話の中にもありましたが、うまくいっている地域を参考に、それぞれの地域の資源を活用しながら子ども達が生活しやすい街にしていきたいです。
2021年に小児在宅歯科医療の手引きが出版され、小児在宅歯科医療研究会学術大会も毎年とても充実したものになっています。
来年は12月1日(日)広島で開催予定ですので、ご興味ある方はぜひチェックお願いいたします!