2024/02/07骨造成術と前歯のインプラント治療
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大阪府箕面市の寺嶋歯科医院です。
今回も当院が積極的に行っている前歯のインプラントの症例を紹介致します。
今回は骨吸収が大きいため骨造成術を行った前歯のインプラント症例です。
まずはビフォーアフターをご覧ください。
あくまでもこの症例は、数ある症例の一症例です。治療の過程や仕上がりには個人差があります。全ての患者様に同様の結果が出るわけではありません。
オペを行う以上、全ての患者様に様々なリスクがあります。
一連の流れを解説致します。
左上前歯の根の先から、膿が出ているとのことで、インプラント治療を希望されて来院されまいした。
レントゲンで、折れていることが確認できました。
骨の状態を確認し、どこにインプラントを埋め込むかシミュレーションを行います。
抜歯して徹底的に感染源を除去してからインプラントを埋入しました。
患者様の希望により、ノーベルバイオケア社のインプラントを使用致しました。
インプラント周囲には骨補填材を使用して、骨造成術を行いました。
1週間後の状態です。頬がすこし黄色くなっていました。
骨造成術を行うと、時にこのように内出血の跡が表面に出てしまうことがあります。2週間程度で必ず消失するのでご安心下さい。
オペの現実を知って頂きたいので、こういうものも隠さず公開致します。(患者のN様ありがとうござます)
5か月後、歯の長さを長くするオペを追加で行いました。
その後、仮歯を装着し、歯肉の成熟を待ちました。
最終の歯肉の状態。インプラントの間の歯肉(歯間乳頭と呼びます)を作ることが大変難しかった症例です。
ジルコニアクラウンを製作しました。
大変美しい歯肉を創り上げることが出来ました。
ビフォーアフターです。
今回は骨の吸収が大きく、骨造成術を併用した前歯のインプラント治療でした。
N様、ご満足頂いて、執刀医として大変嬉しく思います。
私にお任せして頂いて、大変光栄でした。
<費用>4本で約120万円 <治療期間>7か月 <リスク>術後の歯肉退縮
文責・執刀医 寺嶋宏曜