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箕面市の寺嶋歯科医院 Tel.072-721-2562

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2024/04/07歯周病治療とインプラント治療の総合的治療の1症例

大阪府箕面市の寺嶋歯科医院です。

今回は日本歯周病学会専門医と日本口腔インプラント学会専門医のダブルライセンスを生かした症例をご紹介いたします。

まずはビフォーアフターをご覧ください。

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あくまでもこの症例は、数ある症例の一症例です。治療の過程や仕上がりには個人差があります。全ての患者様に同様の結果が出るわけではありません。

オペを行う以上、全ての患者様に様々なリスクがあります。

一連の流れを解説致します。

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他院で歯周病治療を受けていたが、どんどん悪くなっている気がするとのことで、転院されてきました。

来られたときは、右上4番を抜いて、仮歯が隣の歯に接着されている状態でした。

まずは通法どおり、歯周基本治療を行い、口腔内の環境を整えていきました。

歯周病の基本治療が何よりも大切なステージです。

当院のチーム医療がもっとも発揮される治療とも言えます。歯科衛生士と患者様が二人三脚でお口の状態を改善させていきます。

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基本治療が終了した状態が↑の写真です。弱っている歯は連結したりと、様々な治療を行いました。

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次にどうしても残せない歯を抜いて、インプラントにする治療計画を立てました。上の写真はデジタル診断とサージカルガイドと仮歯の写真です。

歯を抜くと、嚙むことができなくなり、ただでさえ強くない残りの歯に負担が大きくかかります。

そこで、私が得意とする「抜歯即時埋入即時荷重」の登場です。

歯を抜いた日にインプラントを植立し、さらに仮歯まで入れて、そこで噛めるようにする治療法です。

「歯周病患者にはインプラントは良くない」という表現をよく聞かれると思いますが、本当の意味は「歯周病を治さずにインプラント治療をしても将来感染しやすい」という意味です。

ブリッジに耐えれない歯が多数ある歯周病患者こそインプラント治療がもっとも適しています。

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抜いてインプラントを入れ、柱を立てた時の写真が↑です。

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仮歯を入れて帰って頂けます。オペ前よりも見た目も良くなり、噛める状態で帰宅して頂けます。

所要時間は、

①抜歯 5分 

②インプラント埋入20分

③仮歯装着30分

④縫合10分

ということで、合計70分程度でした。

スライド6.PNG↑は1週間後の写真です。痛みもほとんどなく、非常に喜んで頂けました。

口内炎が一つできていて、それが痛いとのことでした。(私の経験上、オペを行うと口内炎ができることがあって、オペ部位は痛くないけど、口内炎が一番痛かった)って良く言われます。

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オペ後3か月で最終のブリッジが装着されました。

この間ずっと仮歯が入っているため、生活に不自由は無かったとのことです。

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↑見てください。この美しい歯肉を!!インプラント周囲が厚い歯肉に覆われていることが安定につながります。

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治療終了後の状態です。歯周病治療もしっかりと行ったため、全体的に歯肉の安定が得られています。

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歯周病治療も含めるとトータル8か月程度はかかっていますが、大切なのはインプラント治療を行うことではなく、自分自身の歯を保存していくこと。

インプラントを用いることで、残した他の歯を守ることができます。

特に歯周病患者様にブリッジをしてしまうと、やっぱり支えとなる歯がダメになってしまいます。

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インプラントオペの回数は抜歯も含めてたった1回。治療期間はたったの3か月。歯周病治療も含めると8か月。歯が無い時期は0。

インプラント治療費:約130万円

治療後アンケートはこちら。大変うれしいコメントを頂きました。

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今回のアンケートの内容のように、歯周病患者様は「どんどん歯が悪くなっていくことを自分でも感じ、毎日が不安」とおっしゃられます。

治療方針が決まった後、前向きに、積極的に治療に取り組む方々から、私たちも勇気を頂けます。

歯周病患者様への総合的治療は、当院の専門医としての力をフルで発揮できるため、非常にやりがいを感じていますし、尊い仕事をさせて頂けることに心より感謝いたします。

「現状のお口の状態に絶望している方へ、未来を示したい」「人生を変えて差し上げたい」いつもそう思っております。

文責 寺嶋宏曜

© Terashima Dental Clinic