2025/06/08前歯のインプラント治療~シンプルな治療~
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大阪府箕面市の寺嶋歯科医院の理事長の寺嶋です。
今回も前歯のインプラント症例を紹介致します。
当院の年間350本以上の症例の中から、あくまでも1本の治療例を提示しているだけです。患者様個々によって治療結果は異なることをご了承ください。
今回はChatGPTにスライドを作ってもらいましたので、いつもとテイストが異なります。ご了承ください。
まずは↑の写真のビフォーアフターをどうぞ。
64歳女性です。前歯の差し歯がついに折れてグラグラで、当院でインプラント治療を受けられたご家族の紹介で来院されました。
左上1番のインプラントを希望されました。
では概要をご説明致します。
過去に大がかりな骨造成術を受けたそうで、ダウンタイムが長く、かなり腫れて、それがトラウマになっていらっしゃいましたが、当院で簡単にインプラントができるとご家族からお聞きになり、期待してご来院されました。
3Dイメージに映っている白いボタンみないなものが、骨造成の時に使用されたボーンタックというものです。
私も、10年前にはそういう治療もよく行っていましたが、最近は大規模骨造成はほとんどしなくなり、抜歯即時埋入を駆使するようになりました。
抜歯即時埋入にとっては、こういう症例はとってもイージーな症例です。
まずは抜歯をしてインプラントを埋入します。
骨は少ないところには、骨補填材を入れるだけ。
歯肉が少なかったので、歯肉移植して、仮歯を装着するだけ。この状態で帰って頂けます。
とっても簡単ですが、一番時間がかかるのが仮歯の製作です。仮歯製作だけでどれだけ急いでも20分はかかります。
といいつつ、この症例は仮歯の製作も早く済んだため、麻酔から終了までで55分で終わりました。即時埋入即時修復&CTGにしてはかなり早い方だと思います!
3か月後の状態。美しく、ボリューミーな歯肉。
最終上部構造を装着して終了。通院回数も少なく、どなたでも受けて頂ける治療です。
患者様も、とても楽な治療だったと仰っていました。
治療期間 3カ月(抜歯から最終上部構造装着まで)
治療費 約55万円
リスク 術後の腫れ 痛み
前歯のインプラントは、あらゆる技術を結集させる必要があります。
特に抜歯即時埋入が必須と言えます。
私の経験上、歯がある状態からスタートすると、ほとんどの場合この症例のように1回のオペで終われます!!
治療結果には個人差があることをご了承ください。
治療結果への過度は期待はお控え下さいますように、よろしくお願いいたします。
文責 寺嶋宏曜