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箕面市の寺嶋歯科医院 Tel.072-721-2562

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2026/04/11歯根破折に対して抜歯即時インプラント+即日修復で回復させた症例~ベーシック症例~

大阪府箕面市の寺嶋歯科医院、院長の寺嶋宏曜です。

当院では、インプラント治療をはじめとした専門性の高い治療においても、 「できるだけシンプルに、そして確実に結果を出すこと」を大切にしています。

見た目だけでなく、機能的にも長く安定する治療を提供するために、 一人ひとりの状態に合わせた治療設計を行っています。

本日は、前歯のブリッジが動くという症状に対して、 歯根破折と診断し、インプラント治療で回復した症例をご紹介します。

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前歯のトラブルは、見た目だけでなく心理的なストレスも大きい部位です。

前歯のインプラント治療は、 単に歯を補う治療ではなく、 どれだけ自然な状態に戻せるかが重要になります。

今回の症例では、 骨や歯肉の状態を整えながら、できるだけシンプルな流れで治療を行い、 結果として違和感のない仕上がりを目指しました。


■ 症例概要

  • 年齢・性別:54歳 男性
  • 主訴:前歯部ブリッジが動く
  • 診断:歯根破折
  • 治療内容:抜歯即時インプラント埋入+骨補填(GBR)+結合組織移植(CTG)+即時修復

■ 術前の状態スライド1.PNGスライド2.PNG

ブリッジの支台歯に歯根破折を認め、保存は困難な状態でした。
前歯部は特に骨や歯肉が失われやすく、抜歯後にそのままにしておくと審美的な問題が出やすい部位です。


■ 治療戦略スライド3.PNG

本症例では以下を組み合わせています。

  • 抜歯と同時にインプラントを埋入(抜歯即時埋入)
  • 骨のボリュームを補うための骨補填
  • 歯肉の厚みを増やすためのCTG
  • 仮歯を即日装着し、歯肉の形をコントロール

■ 本症例の技術的ポイント(フリーハンド埋入)

サージカルガイドは非常に有用なツールですが、 どうしても設計通りに入れることが目的になりやすい側面があります。

一方で実際の臨床では、 抜歯して初めてわかる骨の状態や、 ドリリング時の感触で微調整が必要になる場面が少なくありません。

フリーハンドであれば、骨の硬さ・ドリルの抵抗感・初期固定の具合を確認しながら、その場でポジションを調整できます。

特に前歯部はわずかなズレが仕上がりに影響するため、 骨の状態を感じ取りながら埋入する方がうまくいくケースもあります。

今回は、ガイドを用いずに、フリーハンド埋入をしています。


■ 手術の流れ

  1. 破折歯の抜歯スライド4.PNG
  2. インプラント埋入(初期固定の確保)
  3. 骨補填(GBR)
  4. 結合組織移植(CTG)スライド5.PNG
  5. 即時仮歯装着スライド6.PNG

手術当日に仮歯まで入るため、見た目のストレスは最小限に抑えられます。

この治療のトータルオペ時間は75分程度でした。


■ 術後経過

  • 1週間後:歯肉の治癒良好
  • 約2.5か月後:軟組織安定スライド7.PNG
  • 約3か月後:最終補綴装着スライド8.PNG

最終的に、周囲の歯と調和した自然な仕上がりとなりました。

真ん中のダミーの歯はオベイドポンティックにして、リアルさを追求しています。

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上部構造装着後3か月後の状態です。さらに馴染んでいるのが分かります。

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■ 治療期間・回数・費用

  • 治療期間:約3か月
  • 通院回数:約5回
  • 費用:約120万円

■ この症例のポイント

  • 歯根破折による前歯欠損への対応
  • 抜歯即時インプラントによる治療期間の短縮
  • GBR+CTGによる審美性の確保
  • フリーハンドによる柔軟なポジショニング
  • 即時修復による見た目の維持

■ リスク・副作用

  • 腫脹
  • 疼痛
  • 出血
  • 感染
  • インプラント不成功
  • 歯肉退縮
  • 審美不良

■ 患者様の声

突然の相談にも関わらず親切にご対応していただきました。
治療も丁寧にしていただき感謝致します。
引き続き通院させていただきます。ありがとうございました。IMG_20260317092031.png


■ まとめ

出来上がりだけを見ると、特別なことをしているようには見えないかもしれません。

ただ実際には、

  • 骨の吸収を予測し
  • 必要な部分に骨と歯肉を補い
  • 仮歯で形を整えながら仕上げていく

というプロセスを踏んでいます。

「難しいことを、さらっとシンプルに仕上げることがプロフェッショナル」という信念のもの、日々臨床に取り組んでおります。

文責:寺嶋宏曜

© Terashima Dental Clinic