2019/10/17令和元年度 大阪府医療的ケア児等コーディネーター 1期生になりました。
- 副院長の足跡
センター長の松野です。
今日は、令和元年度大阪府医療的ケア児等
コーディネーター養成研修に参加してきました。
大阪府ホームページに掲載されているように、↓ ↓
HP:http://www.pref.osaka.lg.jp/chiikiseikatsu/shogai-chiki/iryotekicareco.html
このコーディネーター養成研修は市町村からの推薦
がなければ参加できません。
この度、箕面市長からの公印をいただき、
箕面市代表として参加させていただきました。
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医療技術の進歩等を背景として、NICU等に
長期間入院した後、退院後も引き続き人工呼吸器や
胃瘻等を使用し、たんの吸引や経管栄養等の
医療的ケアが必要な障害児(医療的ケア児)等が
増加傾向にあります。
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こうした状況をふまえ、医療的ケア児等が
地域において必要な支援を受けながら安心して
生活し続けることができるよう、
多様化する医療的ケア児等のニーズを的確に把握し
関係諸機関との連携調整を行うための体制を整備し
きめ細やかで適切な支援につなぐため、それらを
コーディネートする者を養成することを目的とし
国が定めるカリキュラムに基づいた研修を
実施することになりました。
それが、この研修です。
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4日間の研修のうち、3日目・4日目は
実際のワークショップがメインとなりました。
医療的ケア児のライフステージに応じた支援を
考えたり、支援体制構築のための多職種連携の
方法を模索しながら、実際のアクションプラン
について立案するというワークでした。
日頃の診療業務とは異なり、書類と向き合ったり
生活面のことを深くイメージしながら
グループのメンバーと協議する濃厚な時間を
過ごすことができ、とても貴重な経験となりました。
真の課題は、これからの箕面市において
医療的ケア児等を支援する体制をいかに構築するか
ということです。
それぞれの地域における課題は共通している
部分も多く、どの自治体も支援体制の構築に
様々なハードルを感じている現状があります。
箕面市の行政の皆様と力を合わせて
そういった状況を打破できるようなノウハウを
構築し「箕面市モデル」として発信していけるような
ビジョンを持ってコツコツ活動していきたいと
思っています。
この度、箕面市の医療的ケア児等コーディネーターに
晴れて就任したわけですが、
(おそらく)広い日本中を見渡しても
歯科医師がコーディネーターを務める自治体は
現時点で箕面市だけではないかと思います。
小児在宅医療の現場にかかわる人材がかかわる
ことにより生み出されるブレイクスルーも
必ずあると思います。
色んな方と力を合わせて、大きなミッションを
達成できるよう努力していきたいと思います。
箕面市の皆様、
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。