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箕面市の寺嶋歯科医院 Tel.072-721-2562

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2019/10/16まだ神経取りますか???

「虫歯が大きいので、神経をとりましょう。」「神経を取ったら歯が脆くなって、将来折れてしまう可能性があります」

50年前から言われ続けてきた言葉です。

ご安心ください。現代の歯科治療においては、その頻度はかなり減ってきました。

神経を取らずに済む方法「MTAを用いた直接覆髄法」「MTAを用いた断髄法」、「vital pulp therapy」などと呼ばれる治療法が登場して5年以上経過します。

MTAセメントと呼ばれるセメントを歯の神経に直接作用させることで、従来なら神経を除去しないといけないような症例でも、神経を残せるようになりました。

MTAの成分は下記のとおりです。(特に怖いものではなく、単なるセメントです)

・二酸化ケイ素 ・酸化カルシウム ・酸化アルミニウム ・酸化第二鉄 ・石膏 ・酸化ビスマス(造影剤)

この治療の特徴は、

①すでにズキズキしているような、神経に細菌感染が疑われるケースでは適応外となります→顕微鏡を用いた精密根管治療

②費用がかかる(当院では50,000円)、さらにセラミック修復するとなるとさらに50,000円程度かかります。

でも実際に、このケースの適応の方に、この治療法をお話しすると、9割の人が受けたいと仰られます。(皆さんも神経の大切さをご存じのようです)

受けない1割の人は、やはり費用の問題です。

神経を取る→歯が折れる→抜歯

神経を取る→根の病気が生じる→抜歯 と負のサイクルに入ってしまいます。

抜歯となればインプラント治療になるかもしれません(平均350,000円)。やっぱり神経を残す方が圧倒的にコストパフォーマンスが良いですね。

では、最後に当院の臨床例をご紹介致します。

患者:26歳女性

主訴:たまに冷たいものでしみる。穴が開いている気がする

上顎小臼歯に神経に達するほどの虫歯が認められました。

通常であれば、神経を取る治療になりそうですが、相談した結果、MTA療法を行うことにしました。

箕面市の寺嶋歯科医院の歯の神経の保存治療大きな虫歯、通常なら神経を取る治療が必要です。

箕面市の寺嶋歯科医院の歯の神経の保存治療神経にまで虫歯が到達しています

箕面市の寺嶋歯科医院の歯の神経の保存治療神経が顔を出しました。

箕面市の寺嶋歯科医院の歯の神経の保存治療MTAを直接作用させます。

箕面市の寺嶋歯科医院の歯の神経の保存治療セラミックで修復

箕面市の寺嶋歯科医院の歯の神経の保存治療神経の部屋にまでMTAが入っているのがわかりますね。

このように、顕微鏡を用いて精密に虫歯を取り、MTAを置きます。

筆者である、寺嶋歯科医院院長の経験上、90%以上の神経を残せています。

神経を取るとき、我々歯科医師は本当に悲しい気持ちになります。

「まだ神経取りますか??」

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