2019/11/24激動の『第36回日本障害者歯科学会学術大会@岐阜』を振り返って
- 副院長の足跡
副院長の松野です。
この度、第36回日本障害者歯科学会学術大会にて
シンポジウムとランチョンセミナーを担当しました。
約2500名の参加者となり、大盛況だった学会。
歯科関係者のみならず、他職種の方の参加もあり
この分野への関心の高さを肌で実感しました。
一般的に、学会発表というのは、自らの活動を
報告するために、まずは演題発表を申し込み、
それが承諾されたら、学会で発表できます。
一方で、教育講演、招待講演、シンポジウム、
ランチョンセミナー、特別講演などについては
学会運営側からの依頼があり発表できるという
ごく限られた人しか経験できない貴重なものです。
**********
そんな中、今回の障害者歯科学会では
1日目にシンポジウム、2日目にランチョンセミナー
を担当するという、本当に貴重な機会を
いただくことができました。
障害者歯科学会のような大規模な学会で、
一開業歯科医院の一歯科医師がこのような機会を
いただけるのは、きわめて異例の事態です。
色んな方々とのご縁が繋がって、この度、
このような光栄な機会をいただくことができました。
本当に、感謝しかないです。
今回は当院から歯科医師、歯科衛生士2名、
管理栄養士の総勢4名で参加しました。
いつも外来や訪問などをともに実践している
チームの心強いメンバーたちです。
**********
野田聖子議員の講演を聞いた後すぐに
シンポジウムの事前打ち合わせへ。
広い学会会場で、人通りの少ないエリアを
奥へ奥へ進むと、そこにあった特別応接室。
シンポジストを担当するご高名な先生方と
綿密な事前ディスカッション。
熱意がビシビシ伝わってきて、その場にいるだけで
とても満たされた気持ちになりました。
同時に、責任ある職務を任されたプレッシャーも
感じました。
プレッシャーに押しつぶされそうになりながら
ふと応接室の端に目をやると、よさげなデスクが...
はい。北海道の同志・高井理人先生にそそのかされて、
やらざるを得ませんでした。社長ポーズ。
ちなみに、イス取られてたので空気イスです。
ちなみに、我ながら肩幅すごく狭くてびっくりです。
そんなこんなで始まりました。シンポジウム。
テーマは、
「小児在宅医療における歯科の役割を考える」
当院が力を入れている小児在宅歯科医療についての
セッションです。
第1席:愛知県医療療育総合センター・三浦清邦先生
第2席:日本歯科大学口腔リハビリテーション
多摩クリニック・田村文誉先生
第3席:僕です。
第4席:生涯医療クリニックさっぽろ・高井理人先生
第5席:東京都立小児総合医療センター・小方清和先生
第6席:京都府歯科医師会
口腔サポートセンター・吉本美枝先生
第7席:豊田市こども発達センター・図師良枝先生
各シンポジストからの講演の後は、会場の皆様と
全体討論の時間。
色んな話題が出て、
あっという間に時間が過ぎていきました。
このような貴重な機会をいただいた大会長の玄先生、
座長の三浦先生、田村先生、
シンポジストの皆様、本当にありがとうございました。
立派な感謝状もいただきました。
学術大会1日目の夜は懇親会。
大会長の玄先生から開会の挨拶。
重鎮の先生に囲まれて、緊張していたら
突然現れました、岐阜の伝統・鵜飼のウミウ。
いつもお世話になっている、岐阜県総合医療センターの
新生児科医・寺澤先生も、思わず満面の笑顔です。
日本障害者歯科学会・理事長の弘中先生とも
お話ができて、充実した懇親会となりました。
**********
日は変わり、大会2日目。
ランチョンセミナーの日です。
僕が担当させていただいたのは
一番大きな会場でのランチョンセミナー。
定員は450人。チケットは売り切れ満員御礼。
450人分のお弁当が並ぶと、こうなるんですね。
たくさんのお弁当を横目に、事前打ち合わせ。
僕が担当するランチョンでは、なんと特別なお弁当が。
いつもお世話になっている歯科医師、歯科衛生士の
方々が色々と準備してくださり、岐阜らしさが
たっぷり詰まったお弁当にしてくださいました。
ランチョンセミナーも色んな方々の支えがあって
ステージに立てていることを強く実感しました。
たくさんの方々に当院の活動を知っていただき、
小児在宅歯科医療について知っていただける、
大切な時間となりました。
座長の谷口先生、共催の長田電機工業の皆様、
本当にありがとうございました。
誠心誠意、お伝えさせていただきました。
プレゼンの後、色んな方からの嬉しいリアクションも
いただきました。
子ども達やそのご家族に、良質な歯科の光を
届けるためには、かかわってくださる歯科関係者を
増やしていかないといけません。
そのためにも、今後も啓発活動は積極的に
かつ丁寧に、実践していきたいと思います。
**********
とはいっても、僕ひとりの力では非力すぎます。
日々臨床をともにしているスタッフと力を合わせて
これからも一歩一歩、前進していきたいと思います。
**********
激動の岐阜2Days。
何とか駆け抜けて、真っ白に燃え尽きました。
色んな支えがなければ、成し遂げられませんでした。
新たな大切なご縁もいただきました。
強い信念を持って、また明日からも全力疾走です。
サンキュー、岐阜!