2022/02/22下顎前歯部の接着性ブリッジ
- インプラント以外の方法
接着性ブリッジの症例です。
年齢52歳 女性
他院で、通常のブリッジを提案されたが、歯をあまり削りたくないとのことで、接着性ブリッジを希望して来院されました。
下の前歯が1本ありません。
歯の欠損に対すファーストチョイスはもちろんインプラントなのですが、このケースは、
インプラントを埋入するだけのスペースがありません!
インプラント治療をするには、歯と歯の間のスペースが最低5㎜は必要です。
今回は3.5㎜ぐらいしかスペースがないので、インプラントができない(矯正治療などを行いスペースを広げたらできますが、その分歯の横幅が大きくなり、見た目が悪くなります)
このような隣の歯にウイングを張り付ける「ジルコニア接着性ブリッジ」を製作
裏側から見たらこのような感じです。歯をほとんど削ることなく、張り付けるだけです。もちろんエビデンスに基づいた設計をしています。
ジルコニア接着性ブリッジの装着した状態。噛み合わせの関係上、長さは短くなっていますが、隣の歯と遜色ない審美性です。
大変満足して頂けました。
2回の通院で終了するため、遠方の方でも受けることができる治療です。
接着性ブリッジは通常は1dayトリートメントできる治療なのですが、前歯に関しては外注しているので、2回お越しいただく必要があります。
このケースの費用は121,000×2本 です。(院長希望であれば+22,000円)
なんか弱そうだけど長持ちするの??って良く聞かれますが、今まで数多く行いましたが一度も外れたことはありません。
デメリットが無い治療と言えます。