2022/08/06前歯部のインプラント~ノーベルバイオケア社~
- 前歯
今回は、ノーベルバイオケア社のインプラントを用いた前歯のインプラント治療をご紹介致します。
別のページで紹介しておりますが、当院では、メガジェン社、ノーベルバイオケア社、ストローマン社、バイオホライズン社、LODI社という5つのメーカーのインプラントを使用しています。
(ちなみに他社のメーカーを使用されている患者様のフォローアップもしております。各メーカーのドライバーなどを常備しております。誰が行ったどんなインプラントもフォローします!という専門医としての矜持です。)
最近、皆さん色々ネットで調べられて、「ノーベルバイオケア社を使って欲しい」とのご要望がありましたので、今回は5年前に行ったノーベルバイオケアインプラントを用いた症例をご紹介いたします。
左上2番の欠損部にインプラント治療を希望して来院されました。
この時使用したインプラントはこれです。ノーベルバイオケアのコニカルコネクションCCという商品。
プラットフォームシフティングされ、さらに結合部分はコニカルコネクションで緩みにくい(←最近こういう専門用語を知っている患者様が増えてきていることを実感します)
インプラント埋入手術。骨造成(GBR)を併用してます。
近年は、歯がある状態であれば、100%抜歯即時埋入をするので、ここまで大幅な骨造成は少なくなりました。良いことです。
なので、歯を抜く前にまずはご相談下さい!抜いてしまうと後でこのような骨造成をしないといけなくなります!
骨造成後のCT所見。しっかりと骨ができております。これが長期的な成功に欠かせません!
骨造成(GBR)から5か月後。美しいインプラント周囲の歯肉です。
スクリューで固定するジルコニアセラミッククラウンを装着(技工所:デンタルバイオビジョン 辻 貴弘氏)
治療終了時。天然歯が凸凹していて汚れやすいですが、しかしインプラントの上部構造は大変美しいですね。
ビフォーアフターです。良い感じです。特に骨のボリュームがアップしていることが安心感に繋がります。
5年経過時の写真とエックス線。周囲の骨も安定し、歯肉退縮など一切ありません。むしろ治療終了時よりも増加しています。この症例では、2次外科手術時に歯肉を増大させるロールテクニックというものを行っております。
クローズアップ!!美しい歯肉!!セラミックなのでプラークの付着がかなり少ないことが分かります。
以上、ノーベルバイオケア社のインプラントを用いた前歯部のケースをご紹介いたしました。
ちなみに、最近はメガジェン社のインプラントをメインで用いております。メガジェンはメガジェンで本当に素晴らしいインプラントです。
(文責 寺嶋宏曜)