阪急梅田から20分 牧落駅・東口すぐ
駐車場12台完備

箕面市の寺嶋歯科医院 Tel.072-721-2562

受付時間 09:30~13:30 / 14:30~18:15
休診日日曜、祝日

News information お知らせ

お知らせ お知らせ

2023/04/16ジルコニア性接着性ブリッジ(犬歯編)

大阪府箕面市の寺嶋歯科医院の理事長の寺嶋宏曜です。

今回も当院が得意としている前歯部の接着性ブリッジについて紹介致します。

まずはクイズです!どれがブリッジでしょうか?(どの歯が欠損しているのでしょうか?)

スライド1.PNG

答えはこちらです。左右の3番目の歯、犬歯が欠損していました。

スライド6.PNG

当院のHPをご覧になられて、接着性ブリッジを希望されて来院されました。

では早速治療終了時の写真をどうぞ。

スライド2.PNG

このように、1本の土台で2本のジルコニア性ブリッジを装着しております。

反対側もご覧ください。

スライド3.PNG

ダミーの歯には、オベイドポンティックと呼ばれる形状を付与して、自然に生えているように見せております。

オベイドポンティックに関する記事はこちら!

このオベイドポンティックの作成には経験が求めれます。

スライド4.PNG

この症例では上顎4番(小臼歯)の裏側を少しだけ削って、デジタルスキャンをして、院内技工士が技工室で製作を行います。

歯科医師と歯科技工士がPC上で相談しながらデザインできること(特にオベイドポンティックの形態のデザイン)が院内技工の魅力です。

スライド5.PNG

このようにジルコニアのウィングを隣の歯に張り付けるだけ。(この症例では4番に接着します)

非常にシンプルなデザインで、従来のブリッジより削る量が圧倒的に少ないことが最大の利点です。

歯を削る時にも麻酔も要りません。(麻酔が要るほど削ることは、ほとんどありません)

強度もあり、9年ぐらい前から行っている治療法ですが、当院ではまだ一度も壊れたことがありません。(症例をしっかり見極めていることも理由の一つです)

スライド6.PNG

治療終了時の写真。とても自然な感じで入り、患者様にも喜んで頂けました。

スライド7.PNG

レントゲンをご覧頂くと、1本で2本を支えていることがお分かり頂けますね。

このブリッジが長持ちするように、かみ合わせにも工夫が必要です。

連結部分が目立たない様、歯を削るときも、ブリッジをデザインするときも様々な工夫しております。

下は数か月経過時の写真。馴染んでおります。

DSC_4737.JPGDSC_4741.JPG

まとめます。

1本支台の2本の接着性ジルコニアブリッジの

<メリット>

・歯をほとんど削らなくて良い

・治療回数は最短で2回(1日目:歯を削って光学スキャン 2日目:装着(もしくは1日で完了させるワンデートリートメントも可能な場合があります)

・費用が2本分で済む。 この症例では132,000×2本 ×左右分 でした。(ワンデートリートメントの場合は+22000円)

・もし壊れても、元の状態に戻るだけ。その時に通常の沢山歯を削るブリッジを行うのもよし、インプラントをするのもよし。

<デメリット>

・通常の歯を全周削る3本のブリッジよりは壊れやすいかもしれない(9年前から行っている寺嶋の経験上、まだ壊れたことはありませんが・・・)

・支えている1本の歯に負担がかかりすぎることがある(症例選択が重要です)⇒かみ合わせ調整が必要な場合がある

・ポンティック(ダミー)の部分のみで硬いものを噛むことはなるべく控えた方がよい

・噛み合わせが深い(ディープバイト)の患者様には、使えない場合がある(こればかりは応相談です)

・壊れてしまい、通常のブリッジを行う場合などは、再度費用がかかってしまう(当院の保証期間は5年)

以上、ジルコニア製接着性ブリッジの紹介でした。

皆さん、本当に喜んで下さるので、私も大変遣り甲斐のある治療の一つです。

(文責:寺嶋宏曜)

© Terashima Dental Clinic