2023/05/15抜歯即時埋入の症例~下顎小臼歯~
- 症例集
大阪府箕面市の寺嶋歯科医院の理事長の寺嶋宏曜です。
今回は、下の奥歯の抜歯即時埋入のケースをご紹介致します。
まずはビフォーアフターをご覧ください。
治療期間は3か月で、綺麗に治りました。
では概要を記していきます。
39歳女性。左下第2小臼歯(左下5番)の破折で来院されました。
ホームページをご覧になられてインプラント治療を希望されていました。
昔ながらの治療法であれば、この左下5番を抜歯してから数か月待ってからインプラントを埋入し、さらに数か月。合計6か月コースでした。
現代では抜歯即時埋入が当たり前。
このように歯を抜いて、すぐにインプラントを埋入します。
抜歯即時埋入を行いインプラントとの隙間には骨補填材を移植します。これにより、骨の吸収も抑制できます。
オペ時間は、抜歯⇒インプラント埋入⇒骨補填材填入⇒縫合 でトータル30分。
とてもシンプルで簡単な手術です。
私の臨床では、歯がある場合であれば95%は部位関係なく抜歯即時埋入しています。
専門医によるオペのメリットは、
①オペ時間が短い
②オペの回数が少ない
③治療期間が短い
と言えます。
2.5カ月の待ち時間の間に、後ろの金属の歯もセラミックに交換しました。
治療ステップに全く無駄がありませんでした。
骨補填材を入れたことにより、可能な限り骨吸収量を軽減させています。(抜歯して何もせずに放置すれば、骨は吸収してしまいます)
ジルコニアクラウンをスクリューで締結します(スクリュー固定と呼びます)
↑ 3か月でこの素晴らしい結果を得ることができました。
奥歯もセラミックに変えており、大変美しい状態です。
周囲の骨も安定しています(プロが見れば、いかに安定しているかが分かると思います。プラットフォームスイッチングの上に骨が乗っていますね)
現代のインプラント医学では、いかに早く治療を終了させるかが大切なポイントになっております。
この症例の
費用:約43万円
治療期間:治療期間3か月
治療回数=たった5回のみ(①抜歯&埋入 ②抜糸とインレーの型取り ③セラミックインレー装着 ④インプラント型取り ④インプラント装着)
↓は術後アンケート結果。嬉しいコメント頂けました。