大阪府箕面市の寺嶋歯科医院の理事長です。

今回はガミースマイルの手術についてご紹介いたします。

まずは劇的ビフォーアフターをご覧ください。

患者様は、私がライブオペを行っているひまわり歯科の歯科衛生士の方。

この写真撮影しているときの風景

歯の長さを計測したところ、短いと診断。

このような時に用いる技術が「歯冠長延長術」「クラウンレングスニング」です。

まずは歯肉を切り取る量をデザインしていきます。

歯肉をデザインしているところ。このオペでもっとも重要なパートです。

歯が骨に埋まり過ぎているために、歯肉が歯を覆っているという診断です（歯の萌出不全）

歯の周囲の骨をほんの少し削ります。

理想的な歯の長さから3㎜下に骨のラインが来るように調整します。

この骨を削るときには顕微鏡が必須です。歯を削らないように、骨だけを削るので繊細な技術が求められます。

しかし、我々歯周病専門医にとっては慣れた仕事の一つです。歯周病専門医は歯と歯肉と骨の調和を整えるプロフェッショナルです

この症例では所要時間は４５分程度です。

手術直後の状態。出血もほとんどありません。

術後の痛みも腫れもほとんどなく、痛み止めを1回服用しただけとのことでした。

術後４か月。歯の長さが長くなっていることがお分かり頂けますね。

理想的な歯のプロポーションを得ることができました。

ビフォーアフターをご覧ください。

＜ガミースマイルでお悩みの患者様へ＞

骨切りが必要と診断された方でも、まずは歯の大きさを長くするだけでも満足して頂ける場合があります。

私の経験上、ほとんどの方が、「骨切りまではしたくない」という気持ちでこのオペを受けられ、結構満足頂けます。

まずはお気軽にお問合せください。

もちろん骨切りや矯正じゃないと、治せないケースもありますので、まずは我々歯周病専門医の診断も受けてみてはいかがでしょうか？

＜今回のまとめ＞

歯冠長延長術のメリットとデメリット

メリット：歯のプロポーションを美しくすることができる。症例によってはガミースマイルをかなり治すことができる

デメリット：手術が必要（8本のオペで所要時間60分程度）　

費用：8本のガミースマイルオペで20万円程度（このブログ投稿時において）

治療回数：①診査診断　②オペ　③抜糸　④フォローアップの最低4回はかかります