2024/04/22骨造成術(GBR)を使ったインプラント治療~シンプル is ベスト~
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大阪府箕面市の寺嶋歯科医院です。
今回も当院のインプラントの症例を紹介致します。
今回は骨造成術を紹介します。
GBR(Guided Bone Regeneration)とも言います。
まずはビフォーアフターをご覧ください。
あくまでもこの症例は、数ある症例の一症例です。治療の過程や仕上がりには個人差があります。全ての患者様に同様の結果が出るわけではありません。
オペを行う以上、全ての患者様に様々なリスクがあります。
一連の流れを解説致します。
右下5-7番にブリッジが入っていて、7番の痛みで来院されました。
7番のクラウンの内部で虫歯になっていました。このようにブリッジの下で虫歯になってしまうことが本当に頻発します。ブリッジの恐ろしさです。
残念ながら神経を取らざるを得ませんでした。
その後ご本人はもうブリッジはしたくないとのことでしたので、インプラント治療へと進みました。
最初にインプラントを埋入し、その外側の骨が薄いため骨補填材を置きました。
骨に小さな穴を開けて出血を促したり、細胞成分を誘導したりする、ディコルチケーションという技術も行っています。(上の左側の写真)
オペ終了時の写真と1週間後の写真は↑です。
オペ所要時間は、
①麻酔5分
①インンプラント埋入&骨補填20分
②縫合3分
ということで、合計約30分でした。
骨造成(GBR)はとても大変と思われている患者様、そして歯科医師もいらっしゃいますが、このようなケースではとてもシンプルかつ短時間で終わります。
3か月の状態。陥没していた歯肉も膨らんでおります。
手術前と手術3か月後の比較。
1回の低侵襲な手術で、このように骨のボリュームを回復させることができます。
オペの回数は1回。治療期間はたったの3カ月。
治療費:約50万円
骨造成術(GBR)って名前を聞くと怖いですが、この症例のようにとても簡単なものもありますし、もちろん症例によってはかなり大がかりなGBRが必要なケースもあります。
まずはインプラント専門医に相談してみてください。
文責 寺嶋宏曜