2024/05/30前歯部インプラント症例~骨造成を行ってます~
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大阪府箕面市の寺嶋歯科医院です。
今回も当院が積極的に行っている前歯のインプラントの症例を紹介致します。
今回は骨吸収が大きいため骨造成術を行った前歯のインプラント症例です。
まずはビフォーアフターをご覧ください。
あくまでもこの症例は、数ある症例の一症例です。治療の過程や仕上がりには個人差があります。全ての患者様に同様の結果が出るわけではありません。
オペを行う以上、全ての患者様に様々なリスクがあります。
一連の流れを解説致します。
初診時の状態です。歯肉も下がり、膿も出ている状態でした。
インプラント治療を希望し、他のクリニックも複数回られた後に、当院に来院されました。
↑ 前歯の残せない歯を一本抜歯した状態です。歯肉が大きく陥没してしまっていますね。
インプラントを埋入しましたが、やはり骨が大きく失われております。
このような場合に行うのが骨造成術(GBR)です。
今回は牛の骨(商品名バイオス)豚の膜(商品名バイオガイド)を用いております。
↑ オペ終了時と6か月後の状態。今回は大幅は骨造成を行いましたので、6カ月じっくり骨の成熟を待ちます。
悪い歯をずっと放置してしまうと骨吸収量が大きくなるので、インプラントを考えていらっしゃるのであれば、早めの抜歯をお勧めしております。
2次外科手術のあと、仮歯を装着し、歯肉の成熟を待ちました。
治療期間10カ月を経て、ようやく最終のジルコニアクラウンが装着されました。
本当によく頑張って通って下さいました。
歯の形もご本人といろいろ相談して、この形になりました。
失われた骨と歯肉を回復させていることがわかりますね。
骨造成した部分も安定していることがレントゲンからも分かります。
今回は骨の吸収が大きく、骨造成術を併用した前歯のインプラント治療でした。
治療期間10カ月
前歯4本ブリッジと左右の犬歯のジルコニアクラウンを含めて総治療費は約170万円
手術回数は2回
嬉しいお手紙を頂きました!!
H様、ご満足頂けて担当衛生士の南と共に喜んでおります。
我々にお任せして頂いて、大変光栄でした。
文責・執刀医 寺嶋宏曜