2024/09/12全顎的治療~あらゆる技術を総動員しています~
- 症例集
大阪府箕面市の寺嶋歯科医院の理事長の寺嶋です。
今回は歯科技術の結集!といった症例をご紹介致します。
まずはビフォーアフターをどうぞ。
40代女性、長年歯のコンプレックスで悩んで、治療を決心して来院されました。
<治療計画>
上顎の残存歯が全て動揺していて保存不可能なため、上顎はフルインプラントにしていくことになりました。
➀上顎右側サイナスリフトと小臼歯部骨造成(GBR)
②上顎左側はワードショートインプラントを用いた即時荷重
③右下は対合歯がなく骨ごと挺出していたため、クラウンレングスニングを行う
↑右側サイナスリフト(マイクロスコープ下で、小さいウィンドウを形成しています)
骨欠損が垂直的に欠損していた部位には骨造成を行いました。 所要時間75分
↑下顎右側はクラウンレングスニング(歯冠長延長術)所要時間30分。
↑上顎前歯部は抜歯即時埋入即時仮歯を行い、歯間乳頭の温存を行いました。
その後、ご本人がもっと綺麗にしたいということで、下顎前歯部の矯正治療を行いました。
↑ 大変美しい口腔内を創り上げることができました。下顎前歯部の矯正が少し後戻りしていることが気になりますが・・・これもリアル臨床です。将来どこかで再矯正もアリだと思っています。
治療終了時のレントゲン。ポイントは、オールオン4とかオールオン6とかと違って、3ブロックに分かれていることです。
これにより、万が一将来やり替えになった場合に、治療介入がしやすくなっております。
終了時の口元。大変気に入って頂いております。
術前と術後の比較写真。
そしてアンケート結果。
嬉しい評価頂けました。
土曜日しか通えない方だったこと、コロナ真っ最中だったこと、下顎前歯部の矯正治療が追加となったことより、かなり長期間かかりましたが一生懸命通院して下さって、我々の方こそ感謝申し上げます。
文責 寺嶋宏曜