2025/01/11前歯の審美治療~4本のべニア治療~
- 症例集
大阪府箕面市の寺嶋歯科医院の理事長です。
今回は前歯のべニアについてご紹介致します。
治療の一例を紹介しているだけであり、全ての患者様に同じ結果が出るものではありません。あくまでも参考例です。
まずはビフォアーアフターをご覧ください。
20代女性。前歯を綺麗にしたいとのことでした。
問題点
・右上1番が捻転して、前に少し飛び出している
・切端が摩耗により欠けたり、透けたりしていて老けてみえる
・過去の虫歯治療でコンポジットレジン(樹脂)が継接ぎされている
幸い神経はどれも無事だったため、ラミネートべニアを張り付けることにしました。
右上1番の捻転がもっと大きかったら、神経の取る必要があったかもしれません。
神経を温存して、薄いべニアを製作し、装着しました。
院内技工士の大谷が患者様と色味、形態など相談して製作しました。
べニアの利点は歯の裏側を温存できることです。これにより前歯の咬み合わせを変化させることなく治療を終えることができます。
大きく笑えるようになられました。担当医として幸せを感じる瞬間です。
半年後の状態です。綺麗にキープして下さっております。
経験上、前歯部のべニアは本当に長持ちします。歯磨きがしやすいし、咬合力があまりかからないことも理由の一つです。
<本症例について>
上顎ラミネートべニア132,000×4本
(この記事の発表時点の金額です。インフレに応じて少しずつ値上がりしております。)
治療期間:1か月(通院3回)
リスク:べニアの破損リスク
文責 寺嶋宏曜