2025/02/05上下6本インプラントの全顎治療症例
- 症例集
大阪府箕面市の寺嶋歯科医院の理事長の寺嶋宏曜です。
今日は上下に合計6本のインプラントを埋入し、古い金属も全て白くした症例をご紹介致します。
まずはビフォーアフターをご覧ください。
この症例は年間350本(累計3000本)の当院の実績の中の一つの臨床例です。
当然のことですが、結果は患者様によって異なります。
初診時の写真は↑です。53歳男性。
奥歯に部分入れ歯入れていたが、しっくりこず、歯がどんどん悪くなっているので思い切ってインプラント治療をしたいということで、当院で既にインプラント治療を受けられた方のご紹介で来院されました。
臼歯部崩壊でディープバイトで、顎変形症もあり、外科矯正、歯列矯正も含めた複雑な治療も検討しましたが、ご本人と相談の上、矯正は行わず既存の咬合(少しバイトアップさせて)で治療をすることにしました。
オペがとても怖いということで、静脈内鎮静下でオペ時間は90分かかりました。4か所オペして90分は結構早いほうなのです。
<歯科医師向けコメント>
当院にはオペ見学に大勢の歯科医師がいらっしゃいますが、皆さん私のオペの速さ(無駄の無さ、迷いの無さ)に驚いて頂けます。
オペで大切なのは、リズムや緩急。慎重にやるべきパートと、スピード上げてやらないといけない所を見極め、テキパキとゴールに向かって突き進まないと、アシスタントも術者も疲れてしまいます。
そして何より患者様自身が疲れたり、不安になったりされます。時にはトイレに行きたくなる方もいらっしゃるでしょう。時間がかかると感染のリスクも高まります。
オペは歯科医師1人が行っているのではなく、患者様も含めたチームで行っていることを意識しないといけません。
オペ時間を早めるには、事前の準備、手術のトレーニングが大切なのは当然ですが、もっとも大切なのは意識です。
スピーディーに行うという意識がないと、どれだけ症例数をこなしてもいつまでも遅いオペのままです。
もちろん、早いけど雑ではダメですよ。
初診時から11か月後に、全ての治療が終わりました。
私がインプラント治療だけでなく、セラミック治療や根管治療も全てを行いました。
右上7番の根管治療も良好です(←自分で褒めている)。
私自身は、顕微鏡下での精密根管治療もとても好きな治療の1つで得意としております。
↑ビフォアーアフター。
月2回の来院で11カ月で終了。遠方の方でしたが、無駄内容にアポイントを調整しながら行ったため、負担は少なかったと仰って頂けました。
どんどん噛めるようになられて、私と信頼関係が構築できていくことが感じることができ、歯科医師としてとても嬉しいものです。
やっぱり治っていることが実感できて初めて信頼関係はできるものですね。それを感じさせてあげるのもプロとして必要な技術です。
とても嬉しいアンケート結果はこちら!!
出会えて良かったと思って頂けるように、これからも魂込めて治療させて頂きます。
<症例のまとめ>
本症例の治療費:3,822,500円 ( 税込み、セラミック費用、インプラント治療費、静脈内鎮静費用など全ての自費治療費のトータル)
金額は非常に高額ですが、食べる楽しみがよみがえり、人生が明るくなったと仰って頂けるので、私も担当医としてそれに携われることのが本当に幸せです。
今回の患者様は、外食がとても楽しくなったと仰って頂けて、嬉しい限りです。
<リスク>術後の腫れと痛み
まずはご相談下さい。
文責 寺嶋宏曜