2025/07/22下顎骨隆起除去術 〜快適な舌房獲得を目指して〜
- 最新歯科医療情報
今回は、インプラントや審美治療とは異なる「口腔外科手術」の一例として、下顎骨隆起除去術をご紹介いたします。
■ Before / After
術前には骨隆起が存在していましたが、術後は舌の置き場が広がり、「とても快適になった」と患者様からもお喜びの声を頂きました。
■ 初診・治療計画
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患者:60代 男性
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主訴:下顎の内側の骨の盛り上がりが気になる。違和感があり、舌が当たる。口内炎ができて辛い
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背景:当院のブログ(院長自身が骨隆起除去を受けた記録)をご覧になり、遠方よりご来院。「この先生になら任せられる」とご信頼をいただきました。
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治療方針:希望により静脈内鎮静法下で、下顎骨隆起除去術を実施することに決定。この症例のような小さい骨隆起であれば鎮静は不要なことも多い。
■ 手術中の工夫とこだわり(歯科医師向けTips)
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セデーション下でのオペのため、開口器を使用し左右片側ずつ施術。
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下顎正中部は剥離しないというのが私のこだわりです。
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剥離すると可動性が増し、フラップの復位が不安定になり、術後治癒に影響すると考えています。
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この考えは、歯周外科やインプラント手術の豊富な経験から得られた重要な知見です。
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使用機器:ピエゾサージェリー
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超音波振動により、軟組織を損傷せずに骨を切削できるため、安全性が高く、術後の腫れ・痛みも抑えられるのが特徴です。
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■ 術後経過
術後2週間の状態です。
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痛みはほとんどなし。
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下顎はフラップの完全閉鎖が可能なため、1次治癒が得られやすく、術後の違和感や腫れが少ないのが特徴です。
■ 最後にもう一度 Before / After
舌の可動域が広がり、患者様からはアンケートに記載があるように喜びの声を頂きました。
なお、切除した骨は、歯周組織再生やインプラント時の骨造成に活用することも可能です。
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■ 当院で治療を受けるメリット
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土曜日のオペも対応可能(大学病院では困難な場合が多い)
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静脈内鎮静法による快適な処置
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歯周外科・再生療法・インプラントなどの高度な知識と経験に基づく繊細な施術
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ピエゾサージェリー完備による低侵襲手術
■ 費用(税込)
この症例は骨隆起のサイズが小さかったため、下記の値段より値下げしております。
| 内容 | 料金 |
|---|---|
| 下顎骨隆起除去(片側) | 110,000円 |
| 下顎骨隆起除去(両側) | 192,500円 |
| 静脈内鎮静(1時間以内) | 88,000円 |
| 静脈内鎮静(1時間超) | 110,000円 |
■ 治療期間
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術前診査〜手術日まで:約1〜2週間
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術後のチェック・抜糸:術後14日程度
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最終確認:術後3週間以降(必要に応じて)この患者様は遠方であったため、抜糸後の経過観察はかかりつけ医にて行って頂きます。
■ リスク・副作用
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術後の疼痛・腫脹・内出血
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一時的な開口障害や発音の違和感(数日で回復)
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下歯槽神経へのダメージ(極めて稀)
文責:寺嶋宏曜(医療法人メディエフ 寺嶋歯科医院 院長)