2025/09/24高齢でもインプラント治療はできる? 78歳で治療を受けた患者様の8年経過
- 症例集
大阪府箕面市の寺嶋歯科医院、院長の寺嶋宏曜です。
これまでに15年間で3000本以上のインプラント治療を行ってまいりました。
インプラント治療の結果には個人差があり、年齢・骨や歯ぐきの状態・全身の健康状態によって異なります。
そのうえで、今回は「高齢でもインプラント治療はできるの?」「長持ちするの?」というご質問にお答えしながら、実際の症例をご紹介します。
症例のご紹介
初診時(78歳・女性)
「入れ歯が合わずに痛い。食事が辛い。」というお悩みで来院されました。
義歯では咀嚼に限界があり、日常生活の楽しみが制限されていました。
インプラント治療
欠損部にインプラントを埋入。
治療期間は約4か月で、治療後には「しっかり噛めるようになり、食事が楽しくなった」と大変喜んでいただけました。
現在(86歳・治療から8年後)
定期的に外来通院され、健康そのもの。
背筋も伸び、何でも食べることができて「インプラントにして本当に良かった。友人にも早くした方がいいと勧めています」とおっしゃっています。
なお、60代で他院で入れられたインプラントも、20年以上問題なく良好に経過しています。![]()
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高齢でもインプラントは可能?
結論から言えば、全身疾患が安定していれば高齢でもインプラント治療は可能です。
実際に80代で手術を受けられる方もいらっしゃいます。当院のインプラント手術時の最高齢は88歳です。
むしろ、入れ歯が合わずに栄養が偏ってしまうことの方が健康リスクになります。
インプラントで「しっかり噛める生活」を取り戻すことは、体力や健康の維持に直結します。
インプラントは長持ちするの?
インプラントの寿命については、多くの研究が報告されています。
多くの論文で10年生存率95%以上と示されており、長期にわたり安定して機能することが科学的に証明されています。
つまり、しっかりとした治療と定期的なメインテナンスを行えば、インプラントは10年以上安心して使える治療法です。
インプラント治療に伴うリスク
インプラント治療にも外科処置である以上、一定のリスクが伴います。
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手術後の腫れ・痛み・内出血
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インプラントが骨と結合しない可能性
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手術部位の感染
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全身疾患や喫煙による治癒遅延
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長期的にはインプラント周囲炎(歯周病のような炎症)のリスク
これらを最小限に抑えるためには、正確な診査・診断と適切なメインテナンスが欠かせません。
まとめ
「年齢が高いから...」と諦める必要はありません。
しっかり噛めることは、健康寿命を延ばすうえでとても大切です。