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2025/12/11骨が無いと言われた方へ。上顎サイナスリフト+インプラントで4か月で噛めた症例

こんにちは。寺嶋歯科医院、院長の寺嶋です。

今回は、骨量が大きく不足していた上顎奥歯に対し、サイナスリフト(上顎洞底挙上術)と同時にインプラント埋入を行い、4か月で最終上部構造を装着した症例をご紹介します。


【初診】

上顎臼歯部の骨が大きく吸収しており、 既存骨は約2mmしかありませんでした。
通常の方法ではインプラントが固定できないため、サイナスリフトが必要となるケースです。

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さらに患者さんは 喫煙者
喫煙はインプラントの成功率を下げることが文献的に知られています(血流低下・骨形成遅延など)。

かといって、私の20年の経験上ではそこまで強い影響は感じておりません。それよりもやっぱり歯周病患者の方が成功率は下がることを実感しております。


【治療計画】

  • サイナスリフト(ラテラルウィンドウ法)

  • 骨補填材による上顎洞底の挙上

  • 同時インプラント埋入(1回法)

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喫煙はインプラントの成功率に影響することが多くの研究で示されていますが、 「喫煙者だから治療不可」と線引きしてしまうと、治療を受けられない患者さんを生みます。

私は専門医として、適切な術式・リスク管理のもとで、希望があれば治療を提供するという方針で診療しています。


【手術】

粘膜挙上中に上顎洞粘膜の穿孔がありましたが、 コラーゲン膜で修復し、問題なくインプラントを埋入。初期固定35N。

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オペ時間は 約45分 でした。

一般的にラテラルウィンドウテクニックは技術的に難しいとされていますが、慣れてしまえば実はシンプルで確実に結果を出せるオペの1つです。


【経過】

  • 1週間後:創部は安定(ただし、喫煙者特有の軽度の癒合不全あり)

  • 3か月後:粘膜形態が整い、良好な治癒

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    4か月後:最終上部構造を装着

X線でもインプラント周囲骨の成熟化が確認できました。

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  • さらに1か月後:歯肉の形態も良好スライド9.PNG


【治療期間】

約4か月(1回法のため短縮が可能) 通院回数5回


【想定されるリスク・副作用】

  • 上顎洞粘膜穿孔

  • 術後腫脹・疼痛・出血

  • 骨造成の不十分による固定不足

  • インプラントのディスインテグレーション

  • 喫煙による成功率低下・感染リスク増大

  • 上顎洞炎

  • 上部構造破折・スクリュー緩み


    治療費

    約60万円 ※上部構造・手術費用など全ての治療費含む概算


    患者様アンケートも高評価

    術後にご記入いただいたアンケートでは、 治療満足度・説明・スタッフ対応・設備・待ち時間すべて「AA(最高)」をいただきました。IMG_20251211091258.png

    「オペも安心して受けることができました。
    今後もこちらで治療を続けたいと思います。
    もし今後またインプラントが必要になれば、こちらでお願いします。」

    という大変嬉しいコメントも頂戴しています。


【まとめ】

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骨量が極端に少ないケースでも、 適切な診査・設計・外科手技を行えば、短期間で安定した結果が得られます。

喫煙は確かにインプラント治療の成功率を下げます。 しかし、喫煙者=治療不可ではありません。
十分な診査・リスク説明を行い、術式を適切に選択すれば、安全に治療を行うことは可能です。

専門医として、「治療を断られ続けて困っている患者さん」を作らないことも、私の役割だと考えています。


【追記】

2025年度の私のインプラント埋入本数は、約400本程度でした。

では、今回のようなサイナスリフトは頻繁に行っているのでしょうか?

6年ほど前までは、年間20症例以上サイナスリフトを行っていましたが、現在は、新しい術式が数々登場しているため、ほとんど用いなくなりました。

2025年度にのラテラルウィンドウテクニックを行ったのはわずか3本/400本のみ。

ではなぜこの症例は従来法としてのラテラルウィンドウテクニックを用いたのでしょうか?

それは寺嶋塾にて解説致します。

時代はどんどん進化しております。常にアップデートして参りましょう。

寺嶋宏曜

© Terashima Dental Clinic