2025/01/14 骨隆起除去手術~下顎のみ~
- インプラント以外の方法
大阪府箕面市の寺嶋歯科医院の理事長の寺嶋宏曜です。
今回はインプラントや審美と異なり、口腔外科手術についてご紹介致します。
「骨隆起除去」です。
まずはビフォアーアフターをどうぞ。舌の置き場所が広くなって快適とおっしゃっていただけました。
まずは術前をご覧ください。
30代男性。当院のブログ(私自身が骨隆起除去を受けたブログ)をご覧頂き、「この先生になら任せることができる」と思われて遠方からいらっしゃいました。
ご相談の結果、静脈内鎮静下で、下顎骨隆起除去を行うことにしました。
セデーション(鎮静)しているので、開咬器を装着してるため、左右片方ずつ行いました。
ここで歯科医師向け臨床的にTipsです。
下顎の正中は剥離しないのが私の中でのこだわりです。ここを剥離してしまうと一気にフラップの可動性が高まりフラップの復位に影響が生じる。その結果術後の治りに影響が及ぶと考えております。
こういうのは歯周病手術やインプラント手術の経験から得てきた大切な知見です。後身に伝えていきたい。
下顎は解剖学的なリスクが多いため、より繊細な手術が求められます。
私のオペでは、ピエゾサージェリーを用いているため、軟組織を切ることなく安全にオペが可能です。当院でオペを受ける優位な点です。
オペ3週間後です。下顎はほとんど痛みが無かったとのことです。
下顎は完全閉鎖が可能なため1次性治癒を得ることができるため痛みはかなり少ないのが特徴です。
もう一度術前術後です。
切除した骨を他の部位に移植したり(インプラントの骨造成や、歯周病の再生医療など)も行っております。
また、大学病院などの口腔外科では土曜日にオペは受けれませんが、当院であれば土曜日に手術を行うことができます。
お気軽にお問合せください。
<費用>
大変恐縮ですが、当院における骨隆起除去は、院長の執刀時間、超音波切削機器などの設備、オペリスクなどを考慮して自費治療とさせて頂いております。
歯周ポケットが深い部分や骨欠損がある部分には歯周外科を同時に行い、切除した骨隆起の移植、骨切削後の形態調整、歯間乳頭や角化歯肉などの歯周組織の温存など、術後快適に過ごせるように、手間と時間をかけて、こだわりを持ってオペを行っております。
下顎骨隆起 除去 片側 110,000円 両側 192,500円
静脈内鎮静希望であれば、1時間以内のオペ:88,000円 1時間を超えるオペ110,000円 となります。
このオペのリスク:術後疼痛
文責 寺嶋宏曜